賃貸OK!ロールスクリーンはカーテンレール取付金具で設置が正解
「部屋の雰囲気を変えたいけれど、賃貸だから壁に穴は開けられない…」 「ロールスクリーンに憧れるけど、取り付け工事が大変そう…」
そんなふうに諦めてしまっていませんか?
実は、今あるカーテンレールを活用すれば、壁や天井を傷つけることなく、誰でも簡単にロールスクリーンを取り付けることができるのです。
私自身、以前は「ロールスクリーン=持ち家だけの特権」だと思い込んでいました。しかし、この方法を知ってからは、季節ごとに気軽に窓周りの模様替えを楽しめるようになりました。ドライバー1本あれば、女性一人でも十分に設置可能です。
この記事では、失敗しない「カーテンレール取付金具」の選び方から、実際の取り付け手順、そして安全に使い続けるためのコツまで、私の経験を交えて徹底的に解説します。
- 賃貸でも穴を開けずにロールスクリーンを設置する具体的な方法
- 失敗しないカーテンレール取付金具の選び方と購入場所
- 初心者でも迷わない実際の取り付け手順とコツ
- 設置後のトラブルを防ぐための安全チェックポイント
## ロールスクリーンとカーテンレール取付金具の選び方と基礎知識
まずは、ご自宅の環境で本当にロールスクリーンが取り付けられるのか、どんな金具を選べば良いのか、基礎知識をしっかり押さえておきましょう。ここを飛ばすと「買ったのに付かない!」という悲劇が起きてしまいます。
カーテンレール取付金具の仕組みとは
そもそも「カーテンレール取付金具」とは、カーテンレールの「ランナー(カーテンフックを引っ掛ける走る部品)」が通っている溝を利用して、ロールスクリーンのブラケットを固定するための専用パーツです。
通常、ロールスクリーンを壁や天井に取り付ける際は、ビス(ネジ)で穴を開けて固定します。しかし、この取付金具を使うことで、カーテンレールそのものを「下地」として利用できるため、新たなビス穴が不要になるのです。賃貸住宅や、新築でまだ壁に傷をつけたくない方にとって、まさに救世主のようなアイテムと言えます。
ニトリやカインズでの取り扱い状況
多くの人がまず思い浮かべるのが、ニトリやカインズなどのホームセンターでしょう。結論から言うと、これらの店舗で販売されている既製ロールスクリーンの多くは、最初からカーテンレール取り付けに対応しているか、オプションパーツとして金具が用意されています。
特にニトリのロールスクリーンは、標準で「カーテンレール取付金具」が同梱されている商品が多く、初心者には非常に親切です。ただし、すべての商品が対応しているわけではないため、パッケージの裏面や仕様書を必ず確認し、「カーテンレール取付可」の記載があるかチェックしてください。
100均(ダイソー・セリア)で代用は危険
「金具なら100円ショップで揃うのでは?」と考える方もいるかもしれません。実際、ダイソーやセリアにはカーテンレール用のランナーやフックは豊富に販売されています。
しかし、ロールスクリーン本体を支えるための専用取付金具は、100円ショップでは基本的に取り扱いがありません。
もし似たような金具を見つけたとしても、数キログラムあるロールスクリーンを支えるだけの強度が保証されていない場合がほとんどです。落下事故は怪我や床の破損につながりますので、必ずメーカー純正品か、ホームセンターで販売されている強度の確かな専用品を使用してください。
取り付け可能なレールの種類を確認
すべてのカーテンレールに取り付けられるわけではありません。一般的に取り付け可能なのは「機能性レール」と呼ばれる、断面が「C型(または角型)」の金属製レールです。
取り付けOK:一般的なアルミやスチールのC型・角型レール 取り付けNG:木製ポール、装飾レール、I型レール(病院などで使われるタイプ)、カーブレール
特に、リビングなどで使われるおしゃれな装飾レール(両端に飾りがついているポール状のもの)には、基本的に取り付けができませんので注意が必要です。
レールの耐荷重と強度の重要性
見落としがちなのが、カーテンレールの「耐荷重」です。カーテンレールは本来、布のカーテンを吊るすために設計されています。ロールスクリーンはメカ部分の重さがあるため、操作時に引っ張る力も加わると、レールに大きな負荷がかかります。
一般的な機能性レールの耐荷重は、片側で約5kg〜10kg程度です。取り付けるロールスクリーンの重量がレールの耐荷重を超えないか、事前に確認しましょう。古いレールでぐらつきがある場合は、補強するか設置を見送る勇気も必要です。
採寸はカーテンとは異なるので注意
ロールスクリーンをカーテンレールに取り付ける場合、採寸方法は通常のカーテンとは異なります。カーテンのように「ゆとり」を持たせすぎると、窓枠に干渉したり、見た目が野暮ったくなったりします。
基本的には「窓枠の外寸」を基準にしますが、カーテンレールのキャップ(端の部品)の内側に収まるサイズである必要があります。レールの全長ではなく、「固定ランナーから固定ランナーまでの長さ」や「窓枠を覆いたい幅」を正確に測りましょう。
操作方法はチェーン式かプルコード式か
カーテンレールに取り付ける場合、操作方法の選び方も重要です。
- チェーン式:立ったまま操作でき、巻きズレが起きにくい。背の高い窓におすすめ。
- プルコード式:コードを少し引くだけで自動で巻き上がる。見た目がスッキリするが、高い位置だと手が届かないことも。
カーテンレールが高い位置にある場合、プルコード式だと操作コードが短すぎて届かないことがあります。その場合は、チェーン式を選ぶか、プルコードを延長できるか確認しましょう。
賃貸物件で設置する際のメリット
最大のメリットはやはり「原状回復が容易」であることです。退去時には金具を外して、元のカーテンランナーに戻すだけで完了します。クロスの張り替え費用などを請求される心配がありません。
また、カーテンレールは窓枠より高い位置に付いていることが多いため、ロールスクリーンを取り付けると窓が大きく見え、部屋全体が広く感じるという視覚効果も期待できます。
## 実践!ロールスクリーンをカーテンレール取付金具で設置する方法
商品と金具の準備ができたら、いよいよ取り付け作業です。ここでは、私が実際に何度も行っている手順を、失敗しやすいポイントを交えて解説します。慌てず、安全第一で進めていきましょう。
必要な道具と準備するもの
特別な工具はほとんど必要ありませんが、以下のものは必ず手元に用意してください。
- プラスドライバー(レールのネジを回すサイズのもの)
- 脚立または安定した踏み台(椅子は危険なので避けてください)
- 軍手(怪我防止のため)
- ロールスクリーン本体一式
- カーテンレール取付金具(商品に含まれていない場合は別途購入)
作業を始める前に、窓周辺の物を片付け、足場を確保しましょう。
まずはカーテンレールのキャップを外す
最初のステップは、カーテンレールの端にある「キャップストップ(蓋)」を外すことです。通常、サイドにあるビスをドライバーで緩めると外れます。
ビスを緩めすぎると小さなネジが落下して紛失する恐れがあります。完全に抜かずに、緩めるだけでキャップが外れるタイプも多いので様子を見ながら回してください。
不要なランナーを取り除く作業
キャップが外れたら、中に入っている「ランナー(カーテンを掛ける白い玉)」を全て取り出します。ロールスクリーンを取り付ける際、これらのランナーが残っていると、金具と干渉してシャリシャリと音が鳴ったり、水平に付かなかったりする原因になります。
取り外したランナーとキャップのビスは、退去時やカーテンに戻す時に必ず必要になります。ジッパー付きの袋などに入れて、大切に保管しておきましょう。「ロールスクリーン部品」と書いてテープでレールに貼っておくのも紛失防止におすすめです。
取付金具をレールに仮止めする
いよいよ金具の登場です。カーテンレール取付金具は、通常「レールの溝に入る薄い板ナット」と「ブラケットを固定するネジ」で構成されています。
- 板ナットをレールの溝に差し込みます。
- ロールスクリーン用のブラケットをあてがいます。
- ネジで仮止めします(まだ強く締めないでください)。
金具の個数は、ロールスクリーンの幅によって異なりますが、通常は両端と中央の2〜3個です。
ブラケットの間隔と位置を調整する
金具を仮止めしたら、位置を調整します。基本は「両端から約5〜10cm内側」に設置します。3個以上の場合は、等間隔になるように配置しましょう。
ここで重要なのが、すべてのブラケットが一直線に並んでいることです。レール自体が歪んでいる場合もあるので、目視で確認しながら、位置が決まったらドライバーでしっかりと本締めして固定します。
本体をカチッと音がするまで嵌める
ブラケットが固定できたら、ロールスクリーン本体を取り付けます。多くの製品は、以下の手順で装着します。
- 本体の「ツメ」をブラケットの手前側の溝に引っ掛けます。
- そのまま本体を奥(窓側)に向かって押し上げます。
- 「カチッ」という音がすれば固定完了です。
この「カチッ」という音が重要です。音がしない場合は、しっかり嵌まっていない可能性があります。落下事故の最大の原因はここの確認不足ですので、必ず手で軽く揺すって固定を確認してください。
窓のハンドルや網戸との干渉チェック
取り付けた後、スクリーンを下げてみて、窓のクレセント錠(鍵)やハンドルの突起、網戸などにぶつからないか確認します。カーテンレールは窓に近い位置にあるため、意外と干渉しやすいのです。
もし干渉する場合は、ロールスクリーンの巻き出し方向(生地が手前から出るか奥から出るか)を変えることができる製品なら、「逆巻き」にすることで数センチ手前に出すことができ、回避できる場合があります。
最後に必ず行う安全確認ポイント
設置作業が終わったら、以下のチェックリストで最終確認を行いましょう。
- レール自体がグラグラしていないか?
- ブラケットのネジは緩んでいないか?
- スクリーンを操作したとき、レールが極端にしなっていないか?
- 左右の水平は保たれているか?
特に古い賃貸物件では、レールを壁に固定しているネジが緩んでいることがあります。その場合は、レールのネジも増し締めしておくと安心です。
## ロールスクリーンとカーテンレール取付金具の購入場所と注意点
取り付け方は分かりましたが、どこで買うのが一番お得で安心なのでしょうか?また、長く使うためのメンテナンスや、万が一の時の対応についても知っておきましょう。
金具のみの購入はネット通販が便利
「友人からロールスクリーンをもらったけど、金具がない」「引っ越したら金具だけ紛失した」というケースもよくあります。そんな時は、楽天市場やAmazonなどのネット通販で「カーテンレール取付金具」単体を探すのが最も手軽です。
メーカー純正品(タチカワブラインド、ニチベイ、TOSOなど)であれば、型番を調べて専用のものを購入するのがベストです。汎用品も売られていますが、ネジ穴の位置が合わないリスクがあるため、初心者は純正品、もしくは「マルチ対応」と明記されているものを選びましょう。
大手メーカー品と格安品の違い
価格差は「操作のスムーズさ」と「生地の耐久性」、そして「メカの静音性」に出ます。大手メーカー(タチカワ、ニチベイなど)の製品は、昇降が非常にスムーズで音も静かです。一方、格安の輸入品は、チェーンの動きが重かったり、操作音が大きかったりすることがあります。
| 比較項目 | 大手メーカー製 | 格安・輸入品 |
|---|---|---|
| 価格 | 高め(1万円〜) | 安い(3千円〜) |
| 取付金具 | 堅牢・専用設計 | 汎用・簡易的 |
| 操作感 | 軽い・静か | 重い・音がする |
| 保証 | 1〜3年保証あり | 初期不良のみ |
地震などの揺れに対する安全性
日本は地震大国です。カーテンレール取り付けの場合、壁に直付けするよりも固定強度は劣る傾向にあります。大きな地震の際、揺れでレールごと外れてしまうリスクもゼロではありません。
寝室の枕元など、万が一落下した際に体に当たるような場所への設置は、できるだけ避けるか、軽量なタイプのロールスクリーンを選ぶように心がけましょう。
賃貸退去時の取り外しと保管
引越しで退去する際は、取り付けと逆の手順で取り外します。この時、最初に取り外しておいた「カーテンランナー」と「キャップストップ」を元に戻すことを絶対に忘れないでください。
「まあいいか」とランナーを戻さずに退去すると、次の入居者がカーテンを付けられず、管理会社から部品代を請求される可能性があります。外した金具は、次の新居でも使える可能性が高いので、ロールスクリーンと一緒に大切に保管しておきましょう。
レールが弱くて付けられない場合の代替案
「うちのレール、古くてグラグラだから無理かも…」という場合は、無理に取り付けないのが賢明です。その代わりにおすすめなのが「つっぱり式ロールスクリーン」です。
窓枠の内側に突っ張り棒の要領で固定するため、カーテンレールを使わずに設置できます。これならレールの強度を気にする必要もありませんし、カーテンレールと併用して(レールにはレースカーテン、窓枠内には遮光ロールスクリーンなど)使うことも可能です。
サイズオーダーの重要性と測りミス防止
既製品でサイズが合わない場合は、1cm単位でオーダーできる商品を選びましょう。「オーダーは高い」というイメージがありますが、最近はネット通販専門店で既製品と変わらない価格で作れるようになっています。
測りミスを防ぐコツは、一度測った後、別の時間帯にもう一度測り直す「ダブルチェック」です。また、メジャーのたるみに注意し、金属製のしっかりしたメジャーを使うことを強くおすすめします。
まとめ:ロールスクリーンとカーテンレール取付金具で理想の窓辺へ
カーテンレール取付金具を使えば、賃貸住宅でも、工具が苦手な方でも、憧れのロールスクリーン生活を手に入れることができます。
重要なのは、「自宅のレールに対応しているか確認すること」と「安全確認を怠らないこと」です。部屋の印象をガラリと変えるロールスクリーン。ぜひこの週末、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もし設置に関して不安がある場合は、専門店のサポート窓口に相談するのも一つの手です。正しい知識と準備で、快適でおしゃれな窓辺を実現してくださいね。
なお、カーテンレールの耐荷重や安全性についてのより専門的な一次情報としては、以下の資料なども参考になります。 (出典:岡田装飾金物株式会社『カーテンレール仕様書・耐荷重表』) ※一般的な機能レールの耐荷重などが記載されており、安全な設置の目安となります。

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