カーテンレール柔らかい曲がるタイプ!ニトリや車用DIYをマンガで!

「憧れの出窓にカーテンを付けたいけれど、既製品の普通のレールだと真っ直ぐすぎて窓の形に合わない」「車中泊でプライベート空間を作りたいけれど、車内のカーブに沿った仕切りがうまく作れない」……そんな壁にぶつかって、DIYの手を止めてしまってはいませんか?実は、あなたのその悩み、手で自由にグニャリと曲げられる「柔らかいカーテンレール」を使えば、驚くほど簡単に、しかも低予算で解決できる可能性が高いのです。

私自身、かつては「カーテンレール=硬い金属の棒」という固定観念しか持っていませんでした。変形した窓への取り付けを諦めかけたり、無理やり直線のレールを継ぎ接ぎして見栄えが悪くなったりと、数々の失敗を経験してきました。しかし、この「柔らかいタイプ(フレキシブルレール)」の存在を知ってからは世界が一変。部屋の複雑な間仕切りから、ハイエースなどの車の内装DIYまで、アイデア次第でどんな場所にもカーテンを設置できるようになり、空間活用の幅が一気に広がりました。

この記事では、そんな魔法のようなアイテムの選び方から、ニトリやホームセンター、Amazonなどの購入先比較、そして多くの初心者がつまずく最大の難関「巻き癖」の直し方まで、私の実体験に基づいたノウハウを余すことなく網羅的にご紹介します。DIYが初めての方でも、この記事を読めば自信を持って理想の空間作りにチャレンジできるはずです。失敗しないための転ばぬ先の杖として、ぜひ最後までお付き合いください。

  • 出窓や車内など複雑な形状にフィットするレールの選び方がわかる
  • ニトリや100均、通販サイトごとの製品の特徴と価格差が比較できる
  • 施工の最大の難関である「巻き癖」を簡単に直す裏技を習得できる
  • 賃貸や車への取り付けで役立つ、穴を開けない工夫やアイデアを知れる

目次

## 自由自在に曲がる!「カーテンレール 柔らかい」タイプの基礎知識とメリット

まずは、この特殊なレールの基本的な構造と特徴、そしてどのようなシーンでその真価を発揮するのかを深掘りしていきましょう。普通の金属製レールとは全く異なる特性を正しく理解することで、「こんな使い方もできるかも!」というアイデアが湧いてくるはずです。

### そもそも「柔らかいカーテンレール」とは?普通のレールとの決定的な違い

一般的に「カーテンレール」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、アルミやスチールで作られた、カチコチに硬い真っ直ぐな棒状のものではないでしょうか。これらは高い強度と直進安定性を持っていますが、一度設置すると形状を変えることは物理的に不可能です。カーブさせようとすれば、専用のベンダー(曲げ機)が必要になり、素人が手を出せる領域ではありませんでした。

一方で、今回ご紹介する「柔らかいカーテンレール」は、全く異なるアプローチで作られています。その構造は、柔軟性のあるプラスチック(主にPVCなどの樹脂)の中に、薄い板状のスチール芯(鋼板)がインサートされているというハイブリッド構造です。この特殊な組み合わせにより、以下の2つの相反する特性を両立させています。

フレキシブルレールの2大特性

  • 可塑性(かそせい):手で力を加えるだけで、女性でも簡単にグニャリと曲げることができる柔らかさ。
  • 形状保持性:中のスチール芯のおかげで、曲げた後の形をある程度キープできる力。ゴムホースのように戻ってしまうことがありません。

専門的には「カーブレール」や「フレキシブルレール」とも呼ばれますが、ユーザーの実感としてはまさに「柔らかい」という表現がぴったりです。必要な道具もドライバーと付属のノコギリくらいで、特別な電動工具がなくても施工可能。まさにDIY初心者のために生まれたような部材と言えるでしょう。

### 出窓やコーナー窓に最適!複雑な形状にもピタッとフィットする理由

このレールが最もその実力を発揮するのは、やはり「直線ではない窓」への設置です。日本の住宅によく見られる台形に出っ張った「ベイウィンドウ」や、弓形に張り出した「ボウウィンドウ」、あるいは部屋の角にある「L字型コーナー窓」などは、既製品の直線レールで対応しようとすると非常に厄介です。

直線レールをつなぎ合わせる「ジョイントパーツ」を使う方法もありますが、どうしても継ぎ目でランナー(カーテンのコマ)が引っかかったり、カーブの角度が窓枠と微妙に合わずに隙間が生まれたりしてしまいます。この「隙間」は、冬場の冷気(コールドドラフト)の侵入や、夏場の熱気の流入、さらには光漏れの原因となり、住環境の快適さを大きく損なってしまいます。

しかし、柔らかいレールなら、窓のカーブに合わせてシームレスに、一筆書きのようにレールを這わせることができます。これにより、窓枠とカーテンの密着度が高まり、遮光性や断熱性を格段に向上させることができます。「うちは特殊な窓だから、業者にオーダーして数万円かけないと無理かも……」と諦める前に、数千円で済むこのレールで対応できないか、一度検討してみる価値は大いにあります。

### 部屋の間仕切りや目隠しに活用!天井付けで空間をゾーニングする

窓際だけでなく、部屋の中央(Void)を仕切りたい場合にも、このレールは非常に強力なツールとなります。ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に空間をゾーニングできるからです。

具体的な活用アイデア

  • テレワークスペースの確保:リビングの一角をL字型に囲って集中できる書斎スペースを作る。
  • 子供部屋の分割:成長した兄弟姉妹のために、一つの部屋をS字型に区切って、それぞれのプライベート空間を作る。
  • 空調効率の改善:階段や廊下とリビングの境界にカーテンを設置し、冷暖房の効きを良くする(省エネ対策)。
  • 収納の目隠し:扉のないクローゼットや、ごちゃごちゃしたオープンラックの前面をカーブを描いて隠す。

特に重要なのが取り付け方法です。間仕切りの場合、壁がない場所にレールを通すことになるため、天井に直接取り付ける「天付け」が基本となります。床に置くタイプのパーテーションは足元のスペースを奪い、躓く原因にもなりますが、天井付けのカーテンレールなら床はフラットなまま。使わない時はカーテンを開けてまとめておけば、部屋を広く見せることもできるのです。

### 車中泊やバンライフで大活躍!ハイエースなどの車内に取り付ける魅力

近年、空前のブームとなっているキャンプや「バンライフ(VANLIFE)」。ハイエース、キャラバン、N-VANなどの商用バンを改造して車中泊を楽しむ人々にとって、プライバシーを確保するカーテンは必須装備です。しかし、乗用車の内壁は、デザイン性と安全性を考慮して複雑な3次元曲面で構成されており、直線のレールを取り付けるのは至難の業です。

ここで「柔らかいカーテンレール」が救世主となります。車内の天井や側面の微妙なアール(曲線)に沿って、レール自体を曲げながら取り付けることができるからです。特に、運転席・助手席エリアと後部居住スペースを仕切る「センターカーテン」の設置や、リアゲート(バックドア)の窓枠に沿った設置において、その柔軟性が遺憾なく発揮されます。

車中泊においてカーテンは単なる目隠しではありません。夏場の強烈な日差しを遮る「遮熱効果」や、冬場の窓からの冷気を遮断する「断熱効果」も期待でき、車内の快適性を劇的に向上させます。まさに快適な旅の必需品と言えるでしょう。

※法的注意点 運転席および助手席の窓ガラスにカーテンを取り付けた状態で走行することは、道路交通法により禁止されています(視野を妨げるため)。車中泊用のカーテンを設置する場合、走行中は必ずカーテンを開けて束ねておくか、取り外せるようにするなど、法令を遵守した運用を心がけてください。

### 金属製レールにはない強み!金ノコで簡単に長さ調整できる柔軟性

DIYにおいて「サイズの微調整」は避けて通れない課題です。アルミやステンレス製のしっかりした金属レールを切断するには、専用の金ノコやパイプカッター、そして何より体力と技術が必要です。「数ミリ長くて入らない!」という事態になった時、金属レールだと修正に多大な労力を要します。

しかし、樹脂製の柔らかいレールは、セットに付属しているような簡易的な金ノコでも、驚くほど簡単にサクサク切断することができます。中のスチール芯も薄い板状なので、女性の力でも十分にカット可能です。

「測ってみたら少し長すぎた」「現場で合わせてみたら、思ったよりカーブを緩やかにしたくなった」といった場合でも、その場でサッと切って調整できる機動力。現場合わせ(現合わせ)が基本となるDIYにおいては、この「失敗してもすぐに修正できる手軽さ」こそが、最強のアドバンテージと言えるでしょう。

### 購入前に知っておくべきデメリット!巻き癖や直線の美しさについて

ここまでメリットばかりを強調してきましたが、購入後に後悔しないよう、デメリットについても正直にお伝えしておきます。最大の弱点は、その構造ゆえに「完全な直線にはなりにくい」という点です。

中のスチール芯は一度曲げると形状を維持しますが、完全に真っ直ぐな状態に戻すのは困難です。そのため、リビングのメイン窓のように「ビシッと一直線に見せたい場所」や「高級感を出したい場所」に使用すると、多少の波打ちやヨレが気になってしまい、安っぽく見えてしまう可能性があります。

最大の敵:巻き癖との戦い

また、商品は物流コストを下げるため、コンパクトにぐるぐると巻かれた状態で梱包・配送されます。そのため、開封直後は非常に強力な「巻き癖」がついています。これを直さずにそのまま取り付けようとすると、レールが暴れて天井から浮いたり、ランナーがスムーズに動かなかったりします。施工前には必ず「癖直し」という下準備が必要になることを覚悟しておいてください。(※具体的な直し方は後述します)

### 賃貸でも設置可能?穴を開けずに取り付ける方法はあるのか検証

「柔らかいカーテンレールを使いたいけれど、賃貸だから壁や天井にビス(ネジ)で穴を開けられない……」という方も多いでしょう。基本的に、このタイプのレールはビス止めによる強固な固定を前提としています。レール自体に反発力があるため、強力両面テープ程度では、カーテンの開閉時の振動や重みに耐えきれず、数日で落下してしまうリスクが非常に高いです。

しかし、諦めるのはまだ早いです。知恵と工夫次第で設置する方法はあります。

  • 既存レールの活用:既に付いている金属レールのランナーにS字フックをかけ、そこに柔らかいレールを吊り下げる(見た目は少しごちゃつきますが、確実です)。
  • 突っ張り棒との併用:部屋の端から端まで強力な突っ張り棒を渡し、そこに結束バンドで柔らかいレールを固定する。
  • 鴨居フックの利用:和室などで鴨居(かもい)がある場合、挟み込むタイプの「鴨居フック」を使ってレールを支える。

特に鴨居フックを使った方法は、和室を洋室風にリメイクする際などに重宝します。詳しくは、以下の記事でも解説していますので参考にしてください。

## ニトリや100均にある?「カーテンレール 柔らかい」タイプの販売店比較

「よし、買ってみよう!」と思っても、いざ探すとどこに売っているのか迷ってしまうものです。ここでは、実店舗の代表格であるニトリやホームセンター、そしてネット通販それぞれの特徴と、賢い選び方を比較します。

販売場所特徴・メリット注意点・デメリットおすすめユーザー
ニトリ実物確認可、即日持ち帰り、安心感マグネットランナーが別売りの場合あり、在庫切れリスクすぐに作業したい人、実物を見たい人
ホームセンター (カインズ等)プロ仕様(TOSO等)あり、アルミ製も選べる価格が高め、専門的な工具が必要な場合も耐久性重視、アルミ製が欲しい人
Amazon/楽天付属品フルセット、価格が安い、種類豊富配送待ち(数日)、実物が見れない、中国製が多いコスパ重視、全部入りで楽したい人
100均部品(ランナー)の補充に最適レール本体はほぼ売っていない、強度が低い修理・部品交換のみの人

### ニトリの「曲がるカーテンレール」は店舗で買える手軽さが最大の魅力

インテリア業界の巨人、ニトリでも「曲がるカーテンレール」という名称(または類似名称)で商品展開されています。最大のメリットは、何と言っても「アクセシビリティ」です。近くの店舗に行けば、パッケージの大きさやレールの太さ、質感を自分の目と手で確認できます。「イメージと違った」という失敗を防げるのは大きな強みでしょう。

また、「今日DIYしよう!」と思い立ったその日に手に入り、持ち帰ってすぐに作業に取り掛かれるスピード感も魅力です。価格も1,000円台〜2,000円台とリーズナブル。ただし、店舗の規模によっては在庫を置いていない場合もあるので、無駄足にならないよう、事前にニトリの公式アプリやウェブサイトで「店舗在庫確認」をしておくことを強くおすすめします。

### カインズなどホームセンターはプロ仕様のアルミ製カーブレールが充実

カインズ、コーナン、ビバホームといった大型ホームセンターのカーテン売り場は、DIY愛好家のワンダーランドです。ここでは、安価な樹脂製レールだけでなく、TOSO(トーソー)やタチカワブラインドといった一流メーカー製の「カーブレール」を取り扱っていることがあります。

これらメーカー品の特徴は、素材が「アルミ製」や「ステンレス製」であることです。樹脂製に比べて圧倒的に剛性が高く、ランナーの滑りも非常にスムーズです。ただし、手で簡単に曲げられるものばかりではなく、専用の曲げ器が必要だったり、一度曲げると修正が効かなかったりと、施工難易度は上がります。また、価格も4,000円以上することが多く、部品(ブラケットやエンドキャップ)が別売りで、自分で積算しなければならないケースもあります。「とにかく丈夫で長く使えるものが欲しい」「見た目の高級感も大事」という本格派の方は、ホームセンターで店員さんに相談してみましょう。

### ダイソーやセリアなどの100均に「曲がるレール」そのものはある?

「できれば100均で安く済ませたい」と考えるのは自然なことですが、残念ながら現時点では、ダイソーやセリアなどの100円ショップで、数メートルある本格的な「曲がるカーテンレール本体」はほとんど取り扱われていません。稀に「カーテンワイヤー」という、ワイヤーを張ってクリップで布を吊るす簡易的な商品はありますが、これは重みでたわみやすく、開閉もスムーズではないため、本格的なカーテン設置には不向きです。

ただし、100均が全く役に立たないわけではありません。「ランナー(コマ)」や「フック」などの消耗品パーツは非常に充実しています。「ネットで買ったレールのランナーが数個足りなかった!」「経年劣化でランナーだけ割れてしまった」という緊急時には、100均が最強の救世主になります。レール本体は専門店やネットで、予備パーツは100均で、と使い分けるのが賢い方法です。

### Amazonや楽天のネット通販は「付属品全部入りセット」がコスパ最強

個人的に、DIY初心者の方に最もおすすめしたいのが、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトでの購入です。その理由は「オールインワンセットの充実度」に尽きます。

多くのネット通販商品は、レール本体(2m〜5mなどサイズも豊富)に加え、以下のものが全て同梱された「フルセット」として販売されています。

  • 大量のランナー
  • エンドキャップ
  • 天井付け・壁付け両用のブラケット
  • 取り付け用のビス(ネジ)とアンカー
  • 切断用の簡易金ノコ
  • マグネットランナー

これだけ入って価格は2,000円〜3,000円程度と、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。特に「金ノコ」まで入っている製品を選べば、届いたその箱一つで作業が完結します。「あれが足りない、これを買い忘れた」とホームセンターを往復するストレスから解放されるのは、大きなメリットです。

### 失敗しない選び方のポイント!マグネットランナーの有無は超重要

製品選びで多くの人が見落としがちで、後から後悔するのが「マグネットランナー」の存在です。マグネットランナーとは、カーテンを閉めた時に、左右のカーテン生地が中央で「パチッ」とくっつくようにする、磁石付きの特別なランナーのことです。

これがないと、どれだけ丁寧にカーテンを閉めても、レールの反発やカーテンの重みで中央がパカッと開いてきてしまいます。そこから光が漏れたり、冬場は冷気が入り込んだりして、非常にストレスが溜まります。ニトリの一部製品や、極端に安いセット品にはこれが含まれていない場合があります。購入前には必ず商品詳細やレビューをチェックし、「マグネットランナー同梱」と書かれているかを確認しましょう。もし入っていない場合は、サイズが合うものを別途購入する必要があります。

### 必要な長さをどう測る?カーブ部分の計測方法と余裕を持たせるコツ

柔らかいレールの購入サイズを決める際、「大は小を兼ねる」が鉄則です。直線距離で測るのではなく、設置したいカーブのラインに沿って実測する必要がありますが、空中でメジャーを曲げながら測るのは至難の業です。

そこでおすすめなのが、「ビニール紐(ひも)」を使った計測法です。 まず、設置したい場所に紐を這わせ、セロハンテープなどで仮止めしながら理想のラインを作ります。その後、その紐を外して真っ直ぐに伸ばし、全長をメジャーで測れば、誤差なく必要な長さを知ることができます。

そして購入する際は、測った長さギリギリではなく、最低でも50cm〜1mほど長いサイズを選んでください。カーブ部分は施工中に「やっぱりもう少し外側を回そう」と変更したくなることが多々ありますし、端を切り落とすことは簡単ですが、足りない分を継ぎ足すのは強度的に不安が残るからです。

### 配送時の荷姿に注意!コンパクトに巻かれて届くことへの理解と準備

ネット通販で注文すると、3mや5mのレールが、直径30cm〜50cm程度のピザの箱のような円盤状に、グルグルと高密度に巻かれた状態で届きます。「えっ、こんなに小さい箱に5mも入ってるの?」と驚くかもしれませんが、これこそが「最強の巻き癖」の原因です。

開封時は特に注意が必要です。結束バンドを切った瞬間、圧縮されていたレールが「バチン!」と勢いよく跳ね広がり、顔や体に当たって怪我をする恐れがあります。必ず広い場所で、顔を近づけすぎないように慎重に開封してください。そして、届いてすぐに施工しようとするのではなく、まずは開封して巻き癖を取るための時間(数時間〜半日)を確保しておくことが、成功への第一歩です。

## 初心者でも失敗しない!「カーテンレール 柔らかい」タイプの取り付け完全ガイド

ここからは、いよいよ実践編です。実際に取り付ける際の手順と、プロも実践するコツ、そして多くの人が陥るトラブルの回避策をステップバイステップで解説します。

### 【最重要】施工の9割を決める!お湯を使ってガチガチの巻き癖を直す

開封したばかりのレールは、まるで強力なバネのように元の円形に戻ろうとします。この「ガチガチの状態」のまま無理やり天井にビス止めしようとすると、反発力でブラケットが外れたり、レールが波打って見た目が最悪になったりします。施工の成否は、取り付け前の「癖直し」で9割決まると言っても過言ではありません。

そこで、誰でも確実に癖を取るための「お湯メソッド」を伝授します。

【必勝テクニック:お湯戻し手順】

  1. 準備:お風呂の浴槽に、40度〜45度くらいのお湯(少し熱めのお風呂程度)を溜めます。熱湯は樹脂を変形させすぎるのでNGです。
  2. 入浴:レール全体をお湯に沈め、10分〜15分ほどじっくり温めます。これにより樹脂と内部のスチールが熱で膨張・軟化し、内部応力が緩和されます。
  3. 整形:レールがクタッと柔らかくなったら取り出し、廊下やリビングなどの広く平らな床の上で、一直線になるように伸ばします。
  4. 固定:真っ直ぐにした状態で、辞書や雑誌、ダンベルなどの重しを乗せて固定し、完全に冷えるまで放置します。

この一手間をかけるだけで、レールが驚くほど素直になり、「言うことを聞いてくれる」状態になります。特に冬場は樹脂が硬化しているので、この工程は絶対に省略しないでください。ドライヤーで温める方法もありますが、ムラができやすいため、全体を均一に温められる「お湯」がベストです。

### ブラケットの位置決めが命!カーブ部分と直線部分の間隔の黄金比

レールを天井や壁に固定するための金具「ブラケット」。これをどの間隔で取り付けるかが、仕上がりの美しさと強度を左右します。基本的には「等間隔」ではなく、カーブの具合に合わせて密度を変えるのがプロの技です。

  • 直線部分:40cm〜50cm間隔。標準的な間隔でOKです。
  • カーブ部分:20cm〜30cm間隔。ここが重要!

カーブ部分は、レールが元の形(直線や巻き癖)に戻ろうとする力が常に強く働いています。そのため、ブラケットの間隔を狭くして「密」に固定し、動きを封じ込める必要があります。間隔が広すぎると、レールがカクカクしてしまったり、カーテンの重みで垂れ下がってきたりします。セットに付属しているブラケットの総数を数え、カーブ部分に多めに配分するように計算してから取り付け位置を決めましょう。

### 天井付けと壁付けはどう選ぶ?下地探しの重要性とアンカーの使い方

取り付け場所には、天井に吊るす「天井付け」と、壁面に取り付ける「壁付け(正面付け)」の2パターンがあります。多くのセット品には、その両方に対応できる兼用のブラケットが入っています。

どちらの場合も、絶対に守らなければならないのが「下地(したじ)のある場所にビスを打つ」ことです。日本の住宅の壁や天井の多くは「石膏ボード」という脆い板でできており、そこに普通のネジを打っても、白い粉が出てくるだけで全く効きません。

必ず「下地探し(どこ太くん、ワンプッシュなど)」という針を刺すタイプの工具や、センサー式の探知機を使って、石膏ボードの裏にある木の柱や野縁(のぶち)を探し、そこにビスを打ち込んでください。もし、どうしても下地がない場所に付けたい場合は、「ボードアンカー(トグラー、カベロック等)」という、石膏ボードの中で傘のように開いて固定する特殊な部品を使って強度を確保する必要があります。

### 長さが合わない時はどうする?付属の金ノコでレールを切断するコツ

レールの長さ調整は、実際に取り付け場所にブラケットを設置し、レールを仮にはめ込んでみてから行うのが確実です。「ここまで!」という位置にマジックで印をつけ、一度取り外してから切断します。

付属の金ノコを使う際は、レールを作業台やしっかりした箱の上に乗せ、足やクランプで動かないように固定します。ノコギリは「押す時」ではなく「引く時」に切れるようにできているので、引く時に力を入れるのがコツです。中のスチール芯が少し硬いですが、焦らず一定のリズムでギコギコすれば必ず切れます。切断後は断面が鋭利になっているので、指を切らないように注意し、すぐに付属のエンドキャップを被せて保護しましょう。

裏技として、切断箇所に少しだけ潤滑油(クレ5-56等)や食用油を塗ると、ノコギリの刃の滑りが良くなり、スムーズに切ることができます。

### 車のボディに穴を開けたくない!強力マグネットを使った固定アイデア

車中泊DIYの場合、「愛車にドリルで穴を開けるのは絶対に嫌だ」「リセールバリューを下げたくない」という方が大半でしょう。そこで活躍するのが、100均やホームセンター、Amazonで手に入る「超強力ネオジム磁石」を活用した固定法です。

ネオジム磁石が付いたフックや金具を用意し、それを車内の鉄板部分(ピラーや天井付近)に吸着させ、そこにレールを結束バンドなどで固定します。ただし、ここで一つ大きな問題があります。磁石は「垂直に引っ張る力」には滅法強いですが、「横にズレる力(せん断力)」には意外と弱いのです。走行中の振動でカーテンごとズルズルと落ちてくることがあります。

ズレ落ち防止の秘策 マグネットと車体の間に、100均で売っている「滑り止めシート」を小さく切って挟んでください。これだけで摩擦係数が上がり、驚くほどガッチリと固定されます。また、車体への傷防止にもなり一石二鳥です。

### ランナーが引っかかる時の対策!シリコンスプレーとレールの微調整

苦労して取り付けた後、いざカーテンを引いてみたら「カーブのところでガガッと引っかかる……」というトラブルはよくあります。主な原因は、カーブの曲げ方が急すぎることか、ブラケットのネジを締めすぎてレールが変形し、ランナーの通り道(溝)が狭くなっていることです。

まずは、ブラケットのネジを少しだけ緩めてみてください。それでも改善しない場合は、ホームセンターで売っている「シリコンスプレー(ドライタイプ)」を、レールの溝とランナーにシューッと一吹きしてみてください。これだけで滑りが劇的に改善し、嘘のようにスルスル動くようになることが多々あります。油性の潤滑剤(5-56等)はプラスチックを劣化させたり、カーテンに油染みをつけたりする可能性があるので、必ず「シリコン系」または「フッ素系」の速乾性スプレーを使ってください。

### 柔らかいカーテンレール導入のまとめ!DIYで理想の空間を作る楽しさ

「カーテンレール 柔らかい」タイプは、一見すると施工が難しそうに思えますが、今回ご紹介した「お湯での癖直し」や「ブラケットの間隔調整」といったコツさえ掴めば、特別な技術がない初心者でも十分に扱える、非常に懐の深いアイテムです。

出窓をおしゃれに飾ってカフェのような空間にするのも、部屋を仕切って秘密基地のようなワークスペースを作るのも、愛車を快適な動くホテルに変えるのも、このレール一本で実現可能です。最初は少し手間取るかもしれませんが、自分で取り付けたカーテンが、カーブに沿って「シャーッ」と気持ちよく閉まる瞬間の達成感は、何物にも代えがたいものがあります。

ぜひ今度の週末はDIYに挑戦して、あなたの住環境をより快適で、より自由なものにアップデートしてみてください。自分で作った空間で過ごす時間は、きっとこれまで以上に豊かなものになるはずです。

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