冬になると足元から冷え込むお風呂場や、気づかないうちに黒ずんでくるカビ汚れにお悩みではありませんか?本格的なリフォームや高価な断熱カーテンを導入すれば解決するのは分かっていても、賃貸住まいだったり、予算をあまりかけられなかったりと、なかなか手が出せないのが現実ですよね。
そんな時にぜひチェックしてほしいのが、100均キャンドゥ(Can Do)のシャワーカーテンです。実はキャンドゥには、日本の一般的なユニットバスにジャストフィットするサイズや、売り場で「えっ、これも100円?」と驚くようなおしゃれなデザインが豊富に揃っており、中には厚手で透けない高機能なタイプも販売されています。お風呂場の仕切りとしてはもちろん、窓の断熱対策やごちゃつく収納の目隠しとしても非常に優秀で、そのコストパフォーマンスの高さからSNSでも話題になっています。
この記事では、実際に商品を手に取ってきた私なりの視点で、製品のスペックから驚きの裏技的な活用方法まで、詳しくご紹介していきます。
- キャンドゥ製品特有のサイズ規格や厚手生地のメリット
- 本来の用途以外にも使える窓の断熱や収納目隠しなどの裏技
- カビを防いで長く清潔に使うための具体的なメンテナンス方法
- 他の100円ショップにはない独自のキャラクターデザインや選び方
100均キャンドゥのシャワーカーテンが人気の理由
まずは、ダイソーやセリアなど数ある100円ショップの中でも、なぜ「キャンドゥ」のシャワーカーテンがこれほどまでに指名買いされているのか、その基本的なスペックや隠れた魅力について深掘りしていきましょう。
おしゃれなデザインが豊富で売り場でも目立つ
キャンドゥといえば、他の100円ショップと比較しても「デザイン性の高さ」や「トレンド感」に定評がありますよね。シャワーカーテンの売り場を実際に見てみても、単なる実用品としての白無地だけでなく、「毎日使っていて気分が上がる」ような柄モノが多いのが最大の特徴です。
特に人気を集めているのが、モノトーンで描かれた「USAGI(ウサギ)」シリーズや、お風呂場に開放感を与える「雲柄」、ポップで明るい印象の「ドット(水玉)」、さらにはシックな「大理石調」などです。窓がなくて閉鎖的になりがちなユニットバスも、これ一枚を変えるだけでガラッと雰囲気が変わり、お気に入りの空間に早変わりします。「Kawaii」文化やインテリア性を大切にするキャンドゥならではのラインナップは、殺風景なバスタイムを少し明るく、楽しい時間にしてくれますよ。
日本の浴室に合う138cmや135cmのサイズ
シャワーカーテンを購入する前に一番不安になるのが「サイズが合うかどうか」ですよね。海外製のシャワーカーテンは幅180cmなどの大判サイズが多いですが、実はキャンドゥの製品は、日本の住宅事情を徹底的に研究して作られています。
| サイズ規格 | 主な用途・特徴 |
|---|---|
| 横138cm × 縦180cm | 最も一般的な標準サイズ。シングル向け3点ユニットバスに最適。 |
| 横135cm × 縦150/180cm | 一部の厚手タイプや特定シリーズで見られるサイズ。 |
この「横幅138cm」という数字設定は、実は絶妙な計算に基づいています。一般的な一人暮らし向けユニットバスの浴槽の長さ(長辺)に対し、カーテンを閉じた時に適度なゆとり(ドレープ)ができる長さになっているのです。カーテンがピンと張りすぎていると、両端の隙間からシャワーの水が脱衣所へ漏れてしまいますが、このサイズなら波打つような余裕を持って壁までしっかりガードしてくれます。
厚手の生地は透けないし耐久性も高い
100均の商品と聞くと、「ペラペラですぐに破れてしまうのではないか」「透けてしまってプライバシーが守れないのではないか」と心配になる方も多いかもしれません。しかし、キャンドゥにはパッケージにしっかりと「厚手生地」と表記された高グレードな商品が存在します。
生地が厚いことには、単に丈夫で破れにくいというだけでなく、シャワー中のストレスを減らす大きなメリットがあります。それは、「ビルフォード現象(体にまとわりつく現象)」の抑制です。薄くて軽いカーテンだと、シャワーの熱で発生する上昇気流(ベルヌーイの定理)によってカーテンが吸い寄せられ、濡れた体にピタッと張り付いて不快な思いをすることがあります。しかし、厚手タイプなら自重があるため垂直に安定しやすく、そのストレスを大幅に軽減してくれるのです。
防水のPEVA素材は防カビ効果も期待大
キャンドゥのシャワーカーテンの多くに使われているのが、「PEVA(ポリエチレンビニルアセテート)」という素材です。これは、かつて主流だった塩化ビニル(PVC)に代わる環境配慮型の素材で、燃やしても有毒ガスが発生しません。そして何より、布のように水を弾く(撥水)のではなく、素材自体が水を全く通さない「完全防水(非透水性)」の素材である点が重要です。
ポリエステル製の布カーテンの場合、繊維の織り目に石鹸カスやカビの根(菌糸)が入り込んでしまい、一度黒ずむとなかなか落ちません。しかし、ツルツルとしたPEVA素材なら、汚れは表面に乗っているだけ。入浴後にシャワーでサッと流したり、スポンジで軽く擦るだけで汚れが落ちるため、結果として非常に高い防カビ性を発揮してくれます。
汚れたら買い替えるだけの高コスパ
どんなに高級な防カビ加工が施された数千円のシャワーカーテンでも、湿気がこもる日本の浴室で長期間使用すれば、どうしてもカビや水垢汚れは避けられません。漂白剤につけ置き洗いをするのも重労働ですし、生地を傷める原因にもなります。
そこで輝くのが、「1枚110円(税込)」という圧倒的なコストパフォーマンスです。一生懸命カビ取り掃除をする手間と洗剤代、そして衛生面のリスクを天秤にかければ、「汚れが目立ってきたら、新品に買い替える(リセットする)」ほうが、精神的にも楽で衛生的だと思いませんか?この「使い捨てできる清潔さ」こそが、私がキャンドゥ製品を選び続ける最大の理由です。
突っ張り棒と合わせて手軽に設置できる
キャンドゥの素晴らしい点は、シャワーカーテンそのものだけでなく、それを設置するために必要なアイテムも同じ売り場ですべて揃うところです。特に「突っ張り棒(テンションポール)」との相性は抜群です。
賃貸アパートなどで壁に穴を開けられない場合でも、突っ張り棒と専用のカーテンリング(フック)さえあれば、工具不要で誰でも数分で設置が完了します。浴室の入り口はもちろん、洗面所の間仕切りや部屋のちょっとした隙間など、あらゆる場所にカーテンを取り付けられる手軽さは、DIY初心者にとっても心強い味方です。
※突っ張り棒の選び方や、落ちない設置テクニックについては、30cmの隙間に!突っ張り棒カーテンレールの選び方と落ちない設置術の記事で詳しく解説していますので、設置前にぜひ参考にしてみてください。
他の100均にはないウサギ柄などの個性
よく比較対象になるダイソーやセリアですが、それぞれに得意分野があります。ダイソーは実用性と圧倒的な商品数、セリアはシンプルでナチュラルな雑貨、そしてキャンドゥは「キャラクター」や「独自のトレンド柄」に強い印象があります。
例えば「USAGI」シリーズのように、特定のキャラクターを前面に押し出したデザインや、少しレトロな雰囲気の柄は、ファンにとってはたまりません。無地でシンプルなものが多い他店に対し、自分の個性を出せるアイテムが見つかりやすいのがキャンドゥの強みと言えるでしょう。季節ごとに新しい柄が登場することもあるので、お店に行くたびにチェックする楽しみがあります。
100均キャンドゥのシャワーカーテンの意外な使い方
「シャワーカーテン=お風呂で水跳ねを防ぐもの」という固定観念を一度捨ててみましょう。実はその高い防水性、気密性、そして加工のしやすさを活かして、家中のあらゆる場所で「生活の悩み」を解決してくれる万能シートなんです。
窓に設置して冬の寒さ対策や断熱に
冬場、暖房をつけているのになぜか足元がスースーする…その原因の多くは、窓際から冷やされた空気が滝のように床へ流れ落ちてくる「コールドドラフト現象」です。そんな時、キャンドゥのシャワーカーテンが最強の断熱材に変身します。
簡単な設置方法とメカニズム
窓枠の内側、または既存のカーテンレールのさらに窓側にシャワーカーテンを吊るします。ポイントは、窓ガラスと室内の間に「動かない空気の層」を作ること。この空気層が断熱材の役割を果たし、外からの冷気を遮断しつつ、室内の暖気が窓ガラスで冷やされるのを防ぎます。
ホームセンターで専用の断熱カーテンを買うと数千円しますが、100均なら数百円で家中の窓に対策が可能です。特に、断熱性能が低いお風呂場の窓やトイレの小窓、勝手口などは、これ一枚あるだけで体感温度が劇的に変わります。
※大きな窓の本格的な寒さ対策や結露のメカニズムについては、大きい窓の寒さ対策決定版!DIYからリフォームまでマンガ解説の記事でも詳しく紹介しています。
カラーボックスや棚の目隠しとして活用
リビングや脱衣所にあるオープンラックやカラーボックス。収納力はありますが、中身が丸見えだとどうしても生活感が出てしまい、部屋が散らかって見えがちですよね。ここで役立つのが、透けにくい素材やおしゃれな柄のシャワーカーテンです。
短めの突っ張り棒を使って棚の前面にカーテンを吊るせば、あっという間に中身を隠す「スクリーン」の完成です。布製のカーテンと違い、PEVA素材は汚れに強く水拭きができるため、洗剤液だれが起きやすいランドリーラックや、油汚れが気になるキッチンのパントリー(食品庫)の目隠しとしても非常に衛生的でおすすめです。
フリーカットだから長さ調整も自由自在
布のカーテンだと、サイズを合わせるために裾上げをしたりミシンを使ったりと手間がかかりますが、キャンドゥのPEVA製シャワーカーテンは、ハサミで切っても糸がほつれない「フリーカット仕様」のものがほとんどです。
窓の高さや棚の大きさに合わせて、ハサミでジョキジョキと切るだけで、面倒な縫製作業なしにサイズ調整が完了します。横幅が広すぎる場合も同様にカットできますし、余った切れ端はコースターや滑り止めとして再利用することも可能です。この手軽さが、DIY素材として人気を集めている大きな理由の一つです。
キッチンや洗面所の汚れ防止シートに
水や油汚れに強く、染み込まないという特性を活かして、壁や棚を守る「汚れ防止シート」として使うのも賢い方法です。例えば、キッチンのゴミ箱周りの壁に画鋲やテープで貼っておけば、飛び散り汚れをガードできます。
また、ペットのケージの下に敷いたり、子供が絵の具や粘土で遊ぶ際のプレイマット代わりにしたりと、床を汚したくないシーンでも大活躍します。汚れたらサッと拭けばいいですし、ひどい汚れならそのまま捨てて新しいものを切って敷くだけ。掃除のストレスを減らし、時短につながる便利なハックです。
部屋の間仕切りでテレワーク背景隠し
急なテレワークやビデオ会議の際、背後の生活空間や散らかった部屋を隠したい時にも役立ちます。天井から突っ張り棒などで吊るせば、即席のパーティション(間仕切り)になります。
布のカーテンやパーティションよりも圧倒的に軽く、使わない時は小さく畳んでしまっておけるので、ワンルームなどの狭い部屋でも邪魔になりません。おしゃれな柄を選べば、「その背景かわいいですね」と会話のきっかけになるかもしれません。カメラに映る範囲だけをカバーできれば良いので、1枚あれば十分機能します。
結露対策として窓枠のカビを予防する
冬の窓といえば、寒さと同じくらい厄介なのが「結露」です。カーテンが結露した窓ガラスに触れて濡れてしまい、気づいたらカビだらけになってしまった…という経験はありませんか?
お気に入りの布カーテンの裏地(窓側)に、ライナーとしてシャワーカーテンを挟むことで、布カーテンが直接濡れるのを物理的に防ぐことができます。水分をシャットアウトすることで、高価なドレープカーテンをカビから守ることができます。ただし、シャワーカーテンと窓ガラスの間には結露が発生し続けるため、こまめな換気や拭き取りは必要ですが、布に黒カビが生える悲劇は回避できます。
※さらに断熱効果を高めたい場合は、100均素材でカーテンレールの上部を覆うDIYも有効です。詳しくは賃貸OK!カーテンレールカバーを乗せるだけDIYで断熱&おしゃれにをご覧ください。
安いからDIY素材として気兼ねなく使える
何より100円(税込110円)という価格が、私たちの創造力を後押ししてくれます。「失敗しても痛くない」「汚れたら捨てればいい」と思えるからこそ、大胆なカットやリメイクに挑戦できるのです。
ピクニックの際のレジャーシート代わりにしたり、自転車のカゴカバーを自作したり、レインコートの補修に使ったり。ユーザーの発想次第で使い方は無限大に広がります。高級な生地では躊躇してしまうような使い方も、キャンドゥのシャワーカーテンなら思い切り試せるのが楽しいですよね。
100均キャンドゥのシャワーカーテンを選ぶ注意点
ここまでメリットや活用法を中心にお伝えしてきましたが、購入後に「思っていたのと違う」とならないよう、知っておくべき注意点やデメリットについても正直にお話しします。
防カビ加工でもこまめな乾燥は必要
素材自体は吸水せずカビにくいPEVAですが、「絶対にカビない魔法のシート」ではありません。特に、使用後にカーテンが濡れたまま浴槽の縁でくしゃっと折り重なっていると、その隙間に水分が閉じ込められ、赤カビ(ロドトルラ)や黒カビが発生する原因になります。
長持ちさせるための鉄則
使用後は必ずカーテンを広げて、換気扇を回して乾燥させてください。また、シャンプーや石鹸の泡が飛んでいるとそれがカビの栄養源になるため、入浴の最後にシャワーでお湯をかけて汚れを洗い流し、最後に冷水をかけて浴室の温度を下げるとより効果的です。
フックの強度やレールのサイズを確認
商品にはプラスチック製の白い「Cカン(カーテンリング)」が付属していることが多いですが、これはあくまで簡易的なものです。強い力で引っ張ると変形したり割れてしまうことがあります。
また、ご自宅のカーテンレールのパイプが太い場合(直径2.5cm以上など)、付属のリングが通らない可能性もゼロではありません。購入前に、レールの直径を確認しておくと安心です。もし合わない場合は、同じキャンドゥで売っている大きめのカードリングや結束バンドで代用することも可能です。
売り場によって在庫や種類が異なる
キャンドゥは店舗によって売り場面積が大きく異なり、在庫状況もまちまちです。大型店ではたくさんの柄やサイズが揃っていても、小型店では定番の白無地と数種類しか置いていないこともあります。
特に「厚手タイプ」や、SNSで話題になった特定のキャラクター柄を狙っている場合は、せっかく足を運んでも売り切れということがあります。事前に店舗へ電話で問い合わせるか、キャンドゥの公式ネットショップで在庫状況やラインナップを確認することをおすすめします。
完全に無臭ではない素材のニオイについて
PEVA素材は塩化ビニルに比べればニオイは少ないですが、それでも開封直後は独特の「ビニール臭(酢酸のような酸っぱいニオイ)」がすることがあります。ニオイに敏感な方は、少し気になるかもしれません。
ただ、このニオイは永続的なものではありません。数日間風通しの良い場所で陰干ししたり、実際に浴室で使用しているうちに自然と薄れて気にならなくなります。「最初は少しニオイがするものだ」と想定しておけば、開けた時に驚かずに済みます。
厚手でも強いシャワーではめくれることも
いくら「厚手」といっても、やはり数百円以上の専門店の商品(裾に重りが入っているものなど)と比べると、軽さは否めません。
強いシャワーを至近距離で直接当てたり、換気扇の風力が強すぎる環境だと、風圧でめくれてしまうことがあります。その場合は、裾の部分に100均で売っている「カーテンウェイト(重り)」や、濡れても平気なクリップを挟んで重さを足すことで、めくれを防止できます。
長期間使うなら専門店と比較も検討する
もしあなたが、「一度買ったら数年は買い替えたくない」「ホテルのような重厚感のある質感が欲しい」と考えているなら、ニトリやIKEAなどで販売されている1,000円〜2,000円前後のポリエステル製シャワーカーテンを検討するのも一つの手です。
しかし、「季節ごとに模様替えを楽しみたい」「カビ取り掃除の手間を減らして、常に新品のような清潔さを保ちたい」というニーズに対しては、キャンドゥの製品が圧倒的に有利です。ご自身のライフスタイルや重視するポイントに合わせて選んでみてください。
また、特に冬場の浴室での事故(ヒートショック)を防ぐためにも、シャワーカーテンを活用した断熱は非常に有効です。消費者庁も冬季の入浴事故に対する注意喚起を行っており、浴室を温めることの重要性が叫ばれています。(出典:消費者庁『冬季に多発する入浴中の事故にご注意ください!』)
100均キャンドゥのシャワーカーテンまとめ
ここまで、100均キャンドゥのシャワーカーテンについて、そのスペックからマニアックな活用術まで詳しく見てきました。
単なる「浴室の水跳ね防止シート」という枠を超え、窓の断熱による省エネ効果や、収納の目隠しによるインテリア向上など、その使い道は驚くほど多彩です。138cm×180cmという絶妙なサイズ感、カビに強いPEVA素材、そして何より110円という失敗を恐れずに試せる手軽さは、私たちの生活を低コストで快適にしてくれる心強い味方です。
「たかが100円」と侮るなかれ。ぜひ一度キャンドゥの売り場を覗いて、あなたの家にぴったりの一枚を見つけてみてくださいね。きっと、暮らしが少しだけ便利で楽しくなるはずです。

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