カーテンフック120mmはない?丈不足を直す3つの裏技とプロの視点



カーテンフック120mmはない?丈不足を直す3つの裏技とプロの視点

「やっとの思いで引っ越しが完了し、新しい部屋で心機一転!…と思ってカーテンを吊るしたら、裾が床から10cmも浮いていてツンツルテン…」 この時の絶望感と言ったらありませんよね。「とりあえずフックを長いものに変えれば、この情けない隙間が埋まるはず!」そう直感して、定規を片手にニトリやホームセンター、100円ショップを何軒もハシゴした経験、私にもあります。 でも、どれだけ探しても、ネットショップを何時間検索しても、樹脂製のアジャスターフックで「120mm」という規格は一向に見つからないんです。見つかるのは90mmまで。まるで狐につままれたような気分になりますが、実はこれ、意地悪で売っていないわけではなく、メーカー側の製造事情や、プラスチックという素材の限界に関わる「明確な理由」があったのです。 この記事では、なぜ120mmフックが市場に存在しないのかという謎を物理的な視点で解き明かしつつ、フックという部品に頼らずに、賢く、そして逆におしゃれに丈不足を解消するための具体的なテクニックを徹底解説します。

  • 120mmの樹脂製フックが市場に存在しない「構造的・物理的な理由」が深く理解できます
  • 手持ちのフックを正しく計測し、90mm規格との誤認がないかセルフチェックできます
  • カーテンリングやS字フックを使い、安価かつ安全に丈を伸ばす具体的な手順を学べます
  • フック調整だけでは解決しない大きな隙間を、リメイクで「デザイン」に変える方法がわかります
目次

カーテンフックの120mmが売っていない衝撃の理由

まず結論から申し上げますと、一般的な家庭用カーテン(樹脂製アジャスターフックを使用するタイプ)において、「120mm規格」という商品は、ニトリなどの大手量販店を含め、一般市場には流通していません。 ネット検索で「カーテンフック 120mm」や「ロングサイズ 販売」と入力しても、検索結果に出てくるのは金属製の業務用ピンフックや、S字フック、あるいは「全長120mm」と書かれた別の金物ばかりだったのではないでしょうか。 「これだけ需要があるはずなのに、なぜ?」と不思議に思うかもしれませんが、そこにはカーテンの構造と安全性を守るための、越えられない壁が存在するのです。ここでは、その背景にある「物理的な限界」について詳しく解説します。

カーテンフックで長いロングサイズが販売されていない背景

日本の既製カーテン市場は、基本的に「75mm」と「90mm」という2つの芯地(ヘディングテープ=カーテン上部に縫い付けられている硬い帯状の部分)の幅に合わせて厳格に規格化されています。

  • 75mmフック: ニトリやホームセンター、通販などで最も広く流通している「既製カーテン」用。
  • 90mmフック: オーダーカーテンや、ホテル仕様などの「高級既製カーテン」用。深いプリーツを支えるために幅が広くなっています。

もし仮に、メーカーが消費者の要望に応えて「120mmフック」を製造したとしましょう。しかし、それに対応する「120mm幅の芯地」が縫製されたカーテンが、一般家庭には存在しないのです。 75mm幅の芯地に120mmの長いフックを無理やり装着すると、フックの下部4cm〜5cmが芯地からはみ出してしまいます。その状態でカーテンを吊るすと、はみ出したフックの先端がカーテン生地を裏側から強く突き上げることになり、美しいドレープ(ヒダ)のシルエットを崩すだけでなく、最悪の場合は生地を貫通して破ってしまうリスクがあります。このようなクレーム必至の商品を作ることができないため、メーカーは製造を行っていないのです。

ニトリのアジャスターフックにも長さの限界がある

「困った時のニトリなら、何とかしてくれるはず」と思い、店舗へ足を運ぶ方も多いでしょう。しかし、ニトリの売り場に陳列されているのも、やはり「75mm」と「90mm」の2種類だけです。 実際、ニトリの公式Q&Aサイトでも、取り扱っているアジャスターフックの種類について明確に回答されており、それ以上のロングサイズが存在しないことが確認できます。

ニトリのカーテン製品は、日本の一般的な住宅規格(JIS基準に準拠した窓枠やレール位置)に合わせて徹底的に最適化されています。そのため、そもそも「フックだけで10cm以上も調整しなければならない状況」自体を想定していないのです。 「ニトリになければ、他のホームセンターを探そう」と考えがちですが、業界のスタンダードを作っている最大手のニトリに存在しないということは、それが現在のカーテン業界における「標準的な限界」であるという、非常に強いサインだと受け取るべきです。(出典:ニトリ公式Q&A『カーテンにフックは付属されているか』

丈が足りない時に検索する120mmは実測ミスの可能性

ここで一度、冷静になってお手元のフックを定規で測り直してみてください。「端から端まで測ったら、だいたい12cm(120mm)くらいあるから、120mmを探している」という場合、それは残念ながら「測定箇所の誤解」である可能性が極めて高いです。

【間違えやすい測り方】

× 全長を測る: フックの頂点から底辺までの物理的な「全長」を測ってはいけません。カーブしている背中の部分を含めると、実寸よりかなり長く見えてしまいます。

【正しい規格の呼び方】

○ シャンク長で判断する: カーテンフックのサイズ(75mmや90mm)は、対応する「芯地の幅」または「シャンク(軸)の実効長」を指しています。

実は、市場で「90mm規格」として売られているアジャスターフックであっても、フックのカーブを含めた物理的な「全長」を実測すると、105mm〜110mm近くになることがよくあります。 つまり、あなたが「今使っているのが120mmだから、同じものが欲しい」と思って探しているその現物は、実は「90mm規格のフック(の全長を測ってしまったもの)」である可能性が高いのです。もしそうなら、90mmを買っても長さは変わりませんし、それ以上のサイズは存在しません。

アジャスターフック90mmの全長とシャンク長の違い

前述の通り、フックのサイズ表記は「シャンク(軸)」や「芯地幅」に基づいています。もし現在お使いのフックが、一般的な既製カーテンに付いている「75mm」タイプであれば、「90mm」のフックに買い換えることで、物理的に少しだけ軸が長くなり、結果としてカーテンの吊り元を下げられる可能性があります。 しかし、その差はわずかです。90mmフックは75mmフックに比べて、軸の長さが1.5cmほど長いだけです。 「あと1cmか2cm、ほんの少し下がれば床に付くのに…」という微調整レベルであれば、90mmフックへの交換は有効かつスマートな手段ですが、10cmの隙間を埋める魔法の杖にはなりません。

フックを延長すると発生する樹脂素材の強度問題

なぜ120mmのアジャスターフックを技術的に作れないのか、そこには「素材の限界」という工学的な理由もあります。現在主流のアジャスターフックは、「ポリアセタール(POM)」というエンジニアリングプラスチックで作られています。この素材は耐摩耗性に優れていますが、あくまで樹脂です。

フックの長さを120mmまで伸ばすと、カーテンレールに掛かる「支点」から、カーテンの重みがかかる「作用点」までの距離が長くなります。すると「テコの原理」によって、フックの首元にかかる負荷(曲げモーメント)が飛躍的に増大します。 特に遮光カーテンのような重量級の生地を支えた場合、POM製の細い軸では耐えきれず、弓なりに曲がってしまう「クリープ変形」を起こしたり、最悪の場合はポキっと折れて落下したりする危険性があります。メーカーとして安全性を保証できないため、樹脂製でのロング化は90mmが事実上の限界点とされているのです。

ダイソーなどの100均で買えるフックの仕様確認

「100均なら何かあるかも!」と、ダイソーやセリアを探し回る方も多いでしょう。確かに100円ショップはアイデア商品の宝庫です。「ワイドフックロング」や「多用途フック」といった名称で、巨大なプラスチックフックが売られていることがあります。

しかし、商品をよく確認してみてください。それらの多くは「アジャスター機能(カチカチと高さを変えるギミック)」が付いていない固定式であったり、そもそもカーテン用ではなく「物干し竿受け」や「バッグ掛け」としての用途で作られていたりします。 「とにかく何でもいいから穴を塞ぎたい」という緊急避難的な用途には使えるかもしれませんが、カーテンレールにスムーズに入らなかったり、ドレープ(ヒダ)を綺麗に見せるための設計になっていなかったりと、見た目を大きく損なう可能性が高い点に注意が必要です。

金属製の長いフックが家庭用に向かないワケ

ECサイトで検索し続けると、ついに「120mm」やそれ以上の長さを持つフックに行き着くことがあります。しかし、それは「金属製のピンフック(差し込み式)」や「ロングシャンクフック」と呼ばれる業務用製品ではありませんか?

これらは舞台の幕や、病院の間仕切り、あるいは超重量級のドレープカーテンに使われるプロ機材です。強度は十分にありますが、鋭利な金属ピンを生地に直接刺して固定するタイプが多く、家庭用の「フックポケット(差し込み穴)」が付いたカーテンには適合しません。 無理に使おうとすると、指を怪我したり、カーテン生地を傷めたりするリスクがあります。一般家庭のレールシステムでこれらを導入するのは、取り付けの難易度が高すぎるためおすすめできません。

もし、どうしても金属製フックの種類や特徴、正しい使い方について詳しく知りたいというマニアックな方は、金属製カーテンフックの正しい付け方や種類の違いについて解説している記事も参考にしてみてください。

カーテンフック120mmの代用になる丈出しアイテム

「じゃあ、この10cmの隙間はどうすればいいの?諦めるしかないの?」と絶望する必要はありません。120mmという規格のフックが存在しなくても、別の汎用アイテムを組み合わせることで、カーテンの吊り下げ位置を物理的に下げることは十分に可能です。 ここでは、ホームセンターや100均で手に入る身近なアイテムを使って、誰でも安く簡単にできる解決策をご紹介します。

アジャスターフックの調整機能で丈を伸ばす限界

アイテムを買い足す前に、まずは今ある「アジャスターフック」の機能を限界まで引き出せているか確認しましょう。 アジャスターフックは、カチカチと動くフック部分を一番「上」にスライドさせることで、カーテン生地の位置を相対的に一番「下」へ下げることができます。これにより、標準位置(真ん中)から約4cm程度、丈を伸ばすことが可能です。

「もうとっくに一番上にしてるよ!」という方も多いと思いますが、もし現在の設定が「Aフック(レールが見える設定)」になっているなら、「Bフック(レールを隠す設定)」気味に調整し直すことで、生地の立ち上がり部分がなくなり、数センチ下へ逃がすことができる場合があります。 ただし、これは微調整の範囲。5cm以上の隙間がある場合は、次の物理的な延長手段が必要です。

カーテンリングを使って物理的に位置を下げる方法

これが最も現実的で、かつ見た目も悪くない推奨の方法です。「カーテンレールのランナー」と「カーテンフック」の間に、「カーテンリング(スライドリング)」を一つ挟み込むのです。

【具体的な手順】

  1. 100均やホームセンターで、内径30mm〜40mm程度の「カーテンリング」を購入します。(ポールの太さより一回り大きいサイズを選んでください)
  2. レールのランナー(コロコロ動く部分)の輪っかに、購入したリングを通します。
  3. そのリングに、いつものカーテンフックを引っ掛けます。

これだけで、リングの直径分(約4cm〜5cm)、カーテン全体の吊り下げ位置が物理的に下がります。

リング自体がインテリアのアクセントになり、あえて「海外のホテル」や「カフェ」のようなラフな雰囲気を演出することもできます。樹脂製のリングなら開閉時の音も静かですし、木製や金属製なら質感を高めることができます。

S字フックとランナーの隙間を活用する裏ワザ

リングでもまだ長さが足りない場合は、「S字フック」の出番です。S字フックには5cm、10cm、15cmと様々な長さのバリエーションがあるため、必要な長さドンピシャのものを選ぶことができます。

ただし、S字フックをそのまま使うと、カーテンを勢いよく開け閉めした拍子に「チャリン」と外れて落ちてくることがあります。これは毎日のこととなると相当なストレスです。 これを防ぐためには、ラジオペンチを使ってS字フックの「口」の部分をグッと潰し、ランナーから外れないように加工するのがコツです。ひと手間かけるだけで、快適性が段違いになります。

ダイソーのチェーンフックで長さを自由自在にする

ダイソーなどの100均には、複数のリングが鎖のように連なった「チェーンフック」や、プラスチック製の連結可能な「ジョイントフック」が販売されています。 これをカーテンフックとレールの間に噛ませることで、チェーンのコマ数を調整し、長さを自由自在に(1cm単位で!)延長することができます。

見た目は少々「DIY感」や「メカニカル感」が出てしまいますが、「とにかくコストをかけずに、今すぐ120mm(12cm)下げたい」という切実な状況においては、最強のコストパフォーマンスと柔軟性を発揮する方法です。

フック延長時に気になる上部の隙間対策

リングやS字フックを使ってカーテンを強制的に下げると、当然ながら副作用が発生します。「カーテンレールとカーテン生地の上端の間」に、延長した分だけの大きな隙間がポッカリと空いてしまうのです。 ここから冬は冷気が滝のように降り注ぎ(コールドドラフト)、夏は熱気や朝日が漏れてしまいます。

この対策としては、レールの手前にもう一本突っ張り棒などを渡し、「バランス(上飾り)」のような短い布を垂らして隙間を隠すのが有効です。あるいは、発想を転換して「この隙間はあえて見せるデザイン(パドリングスタイル)なんだ」と割り切って、レール自体をおしゃれなアイアン製に見せるなどの工夫が必要です。

ホームセンターで揃う代わりの部材とコスト

ホームセンターの金物売り場やカーテンコーナーに行けば、より頑丈で多種多様な代用パーツが見つかります。

アイテム名推定コスト(目安)延長できる長さ特徴・メリット
カーテンリング500円〜/袋約3cm〜5cm見た目がおしゃれで自然
S字フック100円〜/個5cm〜15cm長さの種類が豊富で調整しやすい
結束バンド100円〜/袋自由自在長さ調整最強だが、見た目は簡易的
カードリング200円〜/袋約3cm〜4cm文具コーナーにある。開閉できて便利

本当に緊急の措置であれば、白い「結束バンド(インシュロック)」で輪っかを作って延長するのも一つの手です。遠目には意外とわかりませんし、長さをミリ単位で調整できる点は他のアイテムにはない強みです。

見た目を重視する場合のアイテム選びのコツ

「延長したいけど、いかにも『継ぎ足しました』という貧乏くさい見た目は嫌だ」という方は、素材感の統一(マテリアル・マッチング)を意識しましょう。

  • カーテンレールが木目調なら: プラスチックではなく、木製(または木目調)のリングを選ぶ。
  • モダンで無機質な部屋なら: シルバーやブラックの金属製S字フックやリングを選ぶ。

また、あえて全く違う素材を使って「異素材ミックス」を楽しむのもインテリアのテクニックです。重要なのは、「サイズを間違えたから仕方なく延長している」のではなく、「最初からこういうデザインにするつもりで、意図してそうしている」ように見せる演出力です。

カーテンフック120mmを探す前に試したい最終手段

フックやリングでの調整は手軽ですが、「上部の隙間」や「断熱性の低下」というデメリットがどうしても残ります。 もし、あなたが持ち家にお住まいだったり、少し裁縫が得意だったりするなら、小手先の延長ではなく、より根本的かつ美的な解決策を検討してみましょう。「丈が足りない」というピンチを、逆におしゃれなカーテンに生まれ変わらせるチャンスに変える方法です。

裾の折り返しを解いて丈を長くするリメイク

お使いの既製カーテンの裾を裏返して、よく見てみてください。通常、高級感や重みを出すために、10cm程度の「折り返し(ヘム)」が二重、三重に縫われているはずです。 この縫い目をリッパーで丁寧に解き、折り返し幅をギリギリ(1〜2cm)にして縫い直す(三つ折り縫い)ことで、隠れていた生地を表に出し、約7〜8cmの長さを捻出することができます。

これを「ヘム・リリース」と呼びます。元々の折り目がラインとして少し残る場合がありますが、スチームアイロンをしっかりかければ目立たなくなります。生地そのものが伸びるため、上部に隙間ができず、一番自然に丈を伸ばせる王道の方法です。

別の布を継ぎ足してデザインカーテンにする

いっそのこと、カーテンの下に全く別の布を継ぎ足して「バイカラー(ツートンカラー)カーテン」にリメイクしてしまうのも素敵です。

例えば、シンプルなベージュのカーテンの下に、ダークブラウンや幾何学模様の布を15cm〜20cmほど縫い付けます。こうすると、丈不足が一気に解消されるだけでなく、まるでオーダーメイドで作ったようなデザイン性の高いカーテンになります。 最近では「ボトムボーダー」として、最初からこのデザインのカーテンも人気です。全体の長さに対して下部の切り替えを「1:4」や「1:5」程度の比率(黄金比)にすると、バランスよく仕上がります。

カーテンレールの位置自体を下げる荒療治

もしあなたが持ち家にお住まいで、壁にネジ穴を開けることが許される環境なら、カーテンレール自体を取り外し、数センチ下に付け直すのが最も確実で美しい解決策です。

ただし、これには重大な注意点があります。壁の裏には、ネジが効く「下地(柱)」が入っている場所と、空洞の場所があります。下地のない石膏ボード部分にネジを打っても、カーテンの重みに耐えられず、すぐにボロッと抜け落ちて壁ごと崩壊してしまいます。 作業前には必ず「下地センサー」や「下地探し(針)」を使って、柱の位置を正確に特定する必要があります。

レールの適切な位置決めや、下地の探し方のコツについては、カーテンレールどこにつける?高さと幅の正解ガイドで詳しく解説しています。失敗して壁を穴だらけにする前に、必ずチェックすることをおすすめします。

アイロン接着テープを使えば縫わずに解決可能

「布を足すといっても、家にミシンなんてないし、手縫いは面倒!」という方も安心してください。 100均や手芸店、ホームセンターで売っている「裁ほう上手」のような強力布用接着剤や、裾上げテープ(の逆利用)を使えば、針と糸を一切使わずに布を継ぎ足すことができます。

最近の接着剤は非常に優秀で、説明書通りにしっかりとアイロン圧着すれば、洗濯しても剥がれません。お気に入りのレースやフリンジテープを裾に貼り付けて長さを稼ぐのも、簡単でおしゃれなテクニックです。

専門店の丈直しサービスを利用するメリット

自分で加工するのが不安な場合や、大切なカーテンで失敗したくない場合は、カーテン専門店やお直し専門店(マジックミシンなど)に相談するのも一つの手です。

一般的に「丈詰め(短くする)」がメジャーですが、「丈出し」や「生地の継ぎ足し」を行ってくれる店舗も存在します。費用は数千円かかりますが、プロの縫製技術による仕上がりは美しく、長く使うカーテンであれば投資する価値は十分にあります。まずは近くのお店に持ち込み可能か問い合わせてみましょう。

買い替えと補修にかかる手間と費用の比較

ここまで様々な方法を紹介しましたが、冷静なコスト計算も必要です。場合によっては「買い替えた方が安いし早い」こともあります。

  • 補修(リング代など): 数百円〜1,000円程度。手間は少ないが、隙間などのデメリットあり。
  • リメイク(布代など): 1,000円〜3,000円程度。手間と時間がかかる。失敗のリスクも。
  • 買い替え(既製品): 3,000円〜10,000円程度。手間なし。新品で気持ちいい。

特に、現在使用しているのがニトリやホームセンターの安価な既製カーテン(数千円クラス)である場合は、無理に120mm伸ばすための部材を買ったり手間をかけたりするよりも、正しいサイズの新品を買い直してしまった方が、結果的に満足度が高く、コスパが良い場合も往々にしてあります。

窓辺の印象を崩さないためのトータルバランス

最後に大切にしてほしいのは、部屋全体のバランスです。 無理にフックやリングで延長して、上部がスカスカで寒々しくなったり、継ぎ足した布の色が部屋の雰囲気と喧嘩していたりしては本末転倒です。

「丈が足りない」という物理的な欠陥を埋めることだけに集中せず、「結果として、部屋がおしゃれになった」「前より快適になった」という状態を目指してください。ご自身のライフスタイルに合わせて、手軽さを取るならリング、美しさを取るなら買い替えやリメイク、というように最適な方法を選んでみてくださいね。

カーテンフック120mmのまとめと快適な窓辺

今回、徹底的に調査した結果、「カーテンフック 120mm」という規格の樹脂製アジャスターフックは、残念ながら一般市場には存在しないことがはっきりしました。 しかし、それは「解決策がない」という意味ではありません。ないならないなりに、知恵と工夫で乗り切る方法はいくらでもあります。

90mmフックへの交換で微調整するもよし、カーテンリングやS字フックを使って物理的に下げるもよし、あるいは裾を大胆にリメイクして世界に一つのデザインにするもよし。アプローチを変えれば、10cm以上の隙間も十分にカバーできます。

「120mmのフックがない!」と焦るのではなく、これを機に「どうやって窓辺を自分らしくアレンジしようかな?」とポジティブに捉えてみてください。あなたのアイデア次第で、寸足らずだったカーテンが、部屋のチャームポイントに生まれ変わるはずですよ。

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