車のリアゲートカーテン自作!マグネットやレールで快適車中泊

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車のリアゲートカーテン自作!マグネットやレールで快適車中泊

車中泊を始めようと思ったとき、意外と頭を悩ませるのがリアゲートの目隠しですよね。「夜、コンビニや道の駅の駐車場で、後ろを歩く人の視線が気になって眠れなかった…」という経験はありませんか?既製品のシェードやカーテンは品質が良いものの、サイズが微妙に合わなかったり、一式揃えると数万円という高額な出費になったりすることも少なくありません。しかし、車やリアゲートのカーテンを自作する方法なら、コストを数千円、あるいは数百円に抑えつつ、自分の車にシンデレラフィットする完璧なプライベート空間を作ることができます。

100均の突っ張り棒やマグネットを使って「縫わずに」作る簡単な方法から、N-VANやハイエースなどの車種に合わせてイレクターパイプやカーテンレールを取り付ける本格的なDIYまで、やり方はアイデア次第で無限大です。この記事では、窓枠の寸法に合わせたカーテンの正確な作り方や、走行中の振動でズルズルと落ちてくるのを防ぐプロのコツ、断熱効果を高めて冬でも暖かく過ごすための素材選びなど、快適な車内を作るためのノウハウを余すことなく紹介していきます。初めての方でも失敗しないよう、ステップバイステップで解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

  • 車種(N-VAN、ハイエースなど)や目的に合わせた最適なリアゲートカーテンの固定方法がわかる
  • 100均アイテム(ダイソー、セリア)やホームセンターの素材を使った大幅なコスト削減テクニック
  • 走行中の落下トラブルや、隙間からの光漏れを「ゼロ」にするための具体的な対策と工夫
  • 断熱性や遮光性を高めて、夏は涼しく冬は暖かいオールシーズン快適な車内を作るための素材選び

車のリアゲートカーテンを自作する前の準備と基礎知識

車中泊を快適にするために、まずはリアゲートカーテンの自作に必要な基礎知識をしっかりと押さえておきましょう。いきなり材料を買いに走るのではなく、なぜ必要なのか、どの程度のクオリティ(遮光性や断熱性)を目指すのかを事前に整理することで、無駄な出費や失敗のないDIYが可能になります。

車中泊にリアゲートカーテンが必要な理由とは

車中泊において、リアゲートのカーテンは単なる「飾り」や「雰囲気作り」のアイテムではありません。車体の中で最も大きな開口部であるリアウィンドウは、構造上、外からの視線が非常に入りやすい場所です。特に夜間、車内でランタンやスマホの画面をつけていると、外からは丸見えの状態になり、プライバシー確保の観点から非常に無防備です。安心して眠るためには、物理的に視線を遮断する隙間のない目隠しが必須となります。

また、窓ガラスは熱を伝えやすいため、冬場はここから冷やされた空気が滝のように降りてくる「コールドドラフト現象」が起きやすく、底冷えの主原因となります。逆に夏場は、後方からの直射日光で車内温度が急上昇してしまいます。カーテンを設置することで、プライバシー保護だけでなく、断熱(冷気遮断)や遮光(日射遮蔽)といった居住性を劇的に向上させることができるのです。

自作カーテンのメリットはコストとサイズの自由度

メーカー純正のサンシェードやカーテンは、車種専用設計でフィッティングは完璧ですが、フルセットで2〜3万円、リアだけでも1万円以上することが珍しくありません。一方で、車やリアゲートのカーテンを自作する場合、ホームセンターで材料を揃えても数千円、100均を駆使すれば数百円で済ませることが可能です。

さらに、DIYの最大の魅力は「自由度」にあります。自分の好みの柄や色の生地を使えるため、無骨な車内をカフェ風やホテルライクなインテリアに統一することができます。「荷物をたくさん積むから、少し短めにしたい」「隙間風が嫌だから、床まで届く長さにしたい」「スマホを入れる収納ポケットを縫い付けたい」といった細かい要望をすべて叶えられるのも、既製品にはないDIYならではの大きなメリットです。

車種別の窓枠形状を確認して固定方法を決める

車によって、リアゲートの窓枠周辺の素材や形状は全く異なります。ここを確認せずに材料を買ってしまうと、「マグネットがつかない!」「突っ張り棒が掛からない!」という致命的なトラブルになります。まずは自分の車のリアゲートを開けて、以下のポイントをチェックしてください。

チェックすべきポイント

  • 鉄板が露出しているか:ハイエースのDXグレードやエブリイバンなどの商用車は、窓枠周辺の鉄板がむき出しの場合が多く、マグネットが直接使えます。冷蔵庫用の磁石を近づけてみて、パチンとつけばOKです。
  • 樹脂(プラスチック)で覆われているか:乗用車タイプ(N-BOX、ヴォクシー、セレナなど)は、内装が樹脂トリムで覆われているため、マグネットはつきません。この場合、吸盤を使うか、トリムの隙間にプレートを差し込むか、ピラー(柱)の隙間を利用する方法が必要です。
  • ネジ穴やサービスホールがあるか:N-VANやハイエースには、「ユーティリティナット」と呼ばれるM6サイズのネジ穴が壁面に標準装備されていることがあります。これがあれば、ボルトを使って非常に強固なパイプやレールを設置できます。キャップで隠されている場合もあるので、よく探してみましょう。

N-VANやハイエースなど車種による難易度の違い

人気のN-VANやハイエース、エブリイなどの商用ベース車は、ユーザーが棚を取り付けたりカスタムしたりすることを前提とした設計になっていることが多く、自作の難易度は比較的低めです。特にN-VANやハイエースは、壁面に均等に配置されたユーティリティナットを利用することで、車体にドリルで穴を開けるというハードルの高い加工をすることなく、ドライバー一本でボルトオン装着が可能です。

一方で、一般的なミニバンやSUV、コンパクトカーの場合、内装が複雑な3次元曲面で覆われており、平らな面が少ないため、突っ張り棒や吸盤を駆使する工夫が必要になり、少し難易度が上がります。吸盤が剥がれやすいガラスの熱線部分を避ける工夫や、曲面に沿ったカーテンレールの設置など、アイデア勝負になることが多いです。

曲面への対応なら「曲がるレール」が便利

乗用車のような複雑なカーブを持つ窓枠に対応する場合、「曲がるカーテンレール」を使用するのも一つの手です。これは手で簡単に曲げられる素材でできており、天井や壁の曲線に沿って取り付けることができます。詳細な取り付け方やコツについては、以下の記事も参考にしてみてください。

参考記事:カーテンレール柔らかい曲がるタイプ!ニトリや車用DIYをマンガで!

100均アイテムを活用して費用を抑えるポイント

すべてをホームセンターや専門店で揃える必要はありません。最近の100均(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)はDIY素材の宝庫です。特に以下のアイテムは、十分に実用レベルのものが手に入ります。

  • 超強力マグネット(ネオジム磁石):小型でも驚くほどの吸着力があります。
  • 突っ張り棒:長さのバリエーションが豊富です。
  • カーテンワイヤー:フックにかけるだけで簡易レールになります。
  • カーテンクリップ:布を挟むだけでカーテン化できる便利グッズです。

まずは100均のアイテムでプロトタイプ(試作)を作ってみて、実際の使い勝手を確認してから、強度や耐久性に不満が出た部分だけをホームセンターの高品質な部材(ステンレスパイプや工業用吸盤など)に置き換えていくのが、賢くコストダウンしつつ品質を上げるコツです。

参考記事:セリアのカーテンクリップはマグネットが最強!売り場や種類を解説

遮光や断熱など生地選びで重視すべき機能性

デザインだけで生地を選ぶと、後で必ず後悔します。車中泊では「朝日が眩しくて朝4時に強制的に起こされる」「外の街灯や自動販売機の光が気になって熟睡できない」ということが頻繁にあります。そのため、生地は必ず「遮光1級(遮光率99.99%以上)」のものを選ぶか、好きな生地の裏に遮光裏地を縫い付けることを強くおすすめします。

また、冬場の車中泊を考えているなら、ペラペラのコットン生地ではなく、厚手のキルティング生地や、裏面にアクリル樹脂コーティングが施されたもの、あるいはアルミ蒸着加工がされた素材を選ぶと、断熱効果が格段にアップします。難燃素材(燃えにくい生地)であれば、万が一車内で火気を使う際も安心感が増します。

失敗しないための採寸と寸法決めのコツ

カーテン作りで最も多い失敗が「寸足らず」です。窓ガラスのサイズギリギリで作ると、取り付けた際のたわみで生地が上がり、下から光が漏れたり、斜めから見たときに中が見えてしまったりします。

採寸のゴールデンルール

  • 幅(Width):窓枠の実寸幅に対して、1.2倍〜1.5倍程度の余裕を持たせます。フラット(平ら)なカーテンにしたい場合でも1.1倍は必要です。ウェーブ(ヒダ)を作って高級感を出したいなら1.5倍〜2倍の生地幅を確保しましょう。
  • 丈(Height):窓枠の上端から下端までの実寸よりも5cm〜10cm長くします。長すぎると荷物に干渉したり、バックドアを閉める際に挟み込んだりするリスクがありますが、短いと光漏れの原因になります。少し長めにしておき、現車合わせで調整(裾上げ)するのが確実です。

実践!車のリアゲートカーテンを自作する4つの方法

ここからは、具体的な自作方法を4つのパターンに分けて、手順を詳細に解説します。自分のスキルレベルや車種、予算に合わせて最適な方法を選んでみてください。

マグネットを使って鉄板部分に固定する手軽な方法

窓枠が鉄板むき出しの車(ハイエース、キャラバン、エブリイの商用グレードなど)なら、マグネット式が最も簡単で、加工の手間も少なく、安上がりです。

用意するもの

  • お好みのカーテン生地(遮光タイプ推奨)
  • 超強力ネオジム磁石(直径10mm〜15mm程度を10〜20個)
  • 布用強力両面テープ または 布用ボンド(「裁ほう上手」などが便利)
  • マスキングテープ(車体保護用)

作成手順

  1. カーテン生地を窓枠より少し大きめにカットし、端処理(ほつれ止め)をします。
  2. カーテンの上端(ヘム部分)の中に、ネオジム磁石を等間隔(10cm〜15cmピッチ)で配置します。
  3. 磁石を挟み込むように生地を折り返し、布用ボンドや両面テープで接着して固定します。縫える人は手縫いでもOKです。
  4. 車体側の磁石が当たる部分に、傷防止と滑り止めを兼ねてマスキングテープを貼ります。
  5. カーテンを貼り付ければ完成です。

ポイントは、磁石を「点」ではなく「線」のように細かく配置することです。磁石の間隔が20cm以上開くと、その隙間から生地が重力で垂れ下がり、アーチ状の隙間ができて光が漏れてしまいます。贅沢に磁石を使うことで、ピシッと綺麗に固定できます。

レールとイレクターパイプで本格的に架装する手順

開閉のスムーズさと、純正品のような仕上がりを求めるなら、パイプ&レール式が一番です。特にN-VANやエブリイなどで人気なのが、ホームセンター(カインズ、コーナンなど)で売っているDIY用パイプ「イレクターパイプ(YAZAKI)」や「スペーシアパイプ」を使った方法です。

用意するもの

  • イレクターパイプ(Φ28mmまたはΦ19mm):車幅に合わせてカット
  • 専用ジョイント(J-59Cなど、壁面取り付け用):2個
  • パイプ用エンドキャップ:2個
  • カーテンリング(ランナー):パイプ径に合うもの(100均やニトリで入手可)
  • M6ボルト(車種のネジ穴に合うもの):2本

作成手順

  1. 車体のユーティリティナット(ネジ穴)の位置を確認し、左右の距離を正確に測ります。
  2. パイプカッター(100均でも500円程度で売っています)を使って、パイプを適切な長さにカットします。
  3. 車体のネジ穴に専用ジョイントをボルトで固定します。
  4. パイプにカーテンリングを必要な数だけ通します。後から入れるのは面倒なので忘れずに!
  5. パイプを左右のジョイントにはめ込み、専用の接着液やネジで固定します。
  6. リングにカーテンフックを掛け、カーテンを吊るします。

この方法の最大のメリットは、「家庭用のカーテンのようにシャーーッとスムーズに開け閉めできる」こと。パイプ自体が非常に頑丈なので、濡れたタオルやウェットスーツ、ランタンなどを吊るす物干し竿としても活用できて一石二鳥です。

突っ張り棒やクリップを使う縫わない簡単DIY

「裁縫は苦手だし、工具を使ってパイプを切るのもハードルが高い」という方には、突っ張り棒スタイルがおすすめです。窓枠の左右の壁に突っ張り棒を渡し、100均のカフェカーテン用クリップで布を挟むだけ。これなら針と糸を一切使わずに5分で完成します。

ただし、車のリアゲート付近は意外と「完全な平行な壁」が少ないものです。また、走行中の振動は想像以上です。何も対策しないと、数分走っただけで棒が落下します。突っ張り棒が滑って落ちないよう、棒の両端が当たる部分に「耐震ジェルマット(100均の防災コーナーにあります)」を挟むのが、プロ並みの強度を出す裏技です。これだけで摩擦係数が劇的に上がり、少々の悪路でも落ちなくなります。

参考記事:カーテンフックをつけるところがない!賃貸OKな解決策と代用術

プラダンを使って断熱シェードを作るテクニック

布のカーテンではなく、「窓の形をした板を埋め込む」という発想です。プラスチックダンボール(プラダン)は、中空構造による空気の層があるため断熱性が非常に高く、結露防止にも役立ちます。ホームセンターで1枚数百円で購入でき、カッターで簡単に切れる加工性の良さも魅力です。

プラダンシェードの完全作成ガイド

  1. 型取り(最重要):45L以上の大きなゴミ袋(透明)を開き、窓ガラスに霧吹きで水を吹いて貼り付けます。マジックで窓枠のゴムパッキンのラインをなぞります。これが型紙になります。
  2. 転写:型紙をプラダン(遮光性の高い黒色がおすすめ)の上に置き、ラインを写し取ります。
  3. 粗カット:ハサミやカッターで、ラインよりも1cm〜2cmほど「大きめ」にカットします。
  4. 微調整(現車合わせ):実際に窓にはめてみます。大きすぎて入らない部分を、カッターで数ミリずつ削ぎ落とすように調整します。
  5. 完成:窓枠に少しきつめにハマるサイズ(プレスフィット)になれば完成です。吸盤を使わなくても、プラダンの弾力だけで固定できます。

ピッタリ作れば光漏れもなく、冬の車中泊には最強の断熱装備と言えるでしょう。収納時は邪魔になるので、半分に折り畳めるように裏面からテープで蝶番(ちょうつがい)加工をしておくのもおすすめです。

磁石で落ちるトラブルを防ぐための配置と工夫

マグネット式でよくある悩みが「朝起きたらカーテンが落ちていて、外から丸見えだった」というもの。原因の多くは、磁力不足か、カーテンを下に引っ張る重力への対策不足です。

対策として、通常のフェライト磁石(黒くて弱い磁石)ではなく、必ず強力なネオジム磁石(銀色の強力な磁石)を使ってください。ただし、ネオジム磁石は衝撃に弱く割れやすいため、布で包むなどの保護が必要です。また、磁石は「垂直に引っ張る力(引張強度)」には強いですが、「横に滑る力(せん断強度)」には弱いです。車体側の設置面に滑り止めとしてマスキングテープを貼ったり、磁石を滑りにくいゴム素材や布で包んだりするだけで、摩擦抵抗が増え、保持力が劇的に向上します。

隙間からの光漏れをなくす型取りと設置のコツ

「車のリアゲートカーテンを自作したけど、隙間から朝日が入ってきて眩しい…」という失敗を防ぐには、最初から「オーバーサイズ」で作るのが基本です。特に、リアゲートのガラス面だけでなく、その周囲のピラーやトリム(内張り)部分まで覆うように、上下左右を5cm以上大きめに設計しましょう。

さらに、カーテンの両端(サイド部分)にマジックテープや補助マグネットを付けて、車体に「ピタッ」と密着させる構造(リターン仕様)にすると、横からの光漏れをほぼゼロにすることができます。上部のレール部分からの光漏れには、カーテンの上部を折り返してレールを覆う「バランス(上飾り)」のような構造にするのも効果的です。

100均のカーテンワイヤーを使った設置事例

ダイソーなどで売られている「カーテンワイヤー」も便利です。フックを引っ掛ける場所さえあれば、曲面でも設置できるのがワイヤーの強みです。リアゲートのダンパー基部や、内張り剥がしで少し浮かせたトリムの隙間にフックを引っ掛けてワイヤーを張ります。

ただし、ワイヤーはカーテンの重みで中央がたわんで垂れ下がってきやすいのが欠点です。これを防ぐために、ワイヤーの中間地点を天井の内張りピン(クリップ)などに結束バンドを通して吊り上げるか、なるべく軽いレースカーテンや薄手の生地を選ぶようにしましょう。

車のリアゲートカーテン自作後の快適化と注意点

カーテンが完成しても、それで終わりではありません。実際に車中泊で使ってみて初めて気づく不便さを解消し、安全かつ合法的に運用するためのポイントをまとめました。

夏の虫除け対策として網戸機能をプラスする

夏場の車中泊では、暑さ対策のためにバックドアを少し開けて風を通したい場面が多くあります。しかし、そのままでは蚊や蛾などの虫が侵入し放題です。そんな時は、自作カーテンを二重構造にして、外側(窓ガラス側)に「網戸(メッシュ生地)」を追加しましょう。

100均の園芸用ネットや網戸張り替え用ネットを窓枠サイズにカットし、外枠にマグネットテープ(帯状の磁石)を貼り付けます。これをボディの外側から「バチン」と貼り付けるだけで、簡易網戸の完成です。内側の遮光カーテンを開ければ風が通り、虫は入ってきません。この「ダブルカーテンシステム」は、夏のバンライフにおける最強のソリューションです。

冬の寒さ対策に効果的な断熱材の追加方法

布一枚のカーテンでは、極寒の冬の冷気は完全には防ぎきれません。ガラス面で冷やされた空気は重くなり、カーテンの下から車内へ流れ込んできます。寒い時期だけ、カーテンの裏側(窓側)に「アルミ保温シート(100均のレジャーシートや銀マットでも可)」を追加しましょう。

この際、アルミ面(銀色の面)を外側(窓ガラス側)に向けるのがポイントです。これにより、人体から出る赤外線を反射して車内の熱を逃さず、外からの冷輻射も防ぐことができます。安全ピンやクリップで留めるだけで、簡易的ながら非常に高性能な断熱カーテンに早変わりします。

走行中の安全性とカーテンに関する法律の知識

ここは非常に重要ですので、必ず守ってください。道路交通法などの観点から、運転席や助手席の窓をカーテンやサンシェードで覆ったまま走行することは、「乗車積載方法違反」や「道路運送車両法の保安基準違反」となり、明確に禁止されています。

では、後部座席やリアゲートの窓はどうかというと、荷物を満載したトラックがルームミラーで後ろが見えないのと同様に、サイドミラー(ドアミラー)で後方の交通状況が確認できれば、カーテンを閉めたままでも直ちに違法とはならないケースが多いです。

法的リスクと安全上の注意

違法ではないといっても、安全運転の観点からは推奨されません。後方視界が遮られると、バイクのすり抜けや緊急車両の接近に気づくのが遅れる可能性があります。走行中は必ずカーテンを開けて束ねる(タッセルで留める)か、取り外して視界を確保することを強くおすすめします。

(関連法規の確認:道路交通法 第55条第2項 – e-Gov法令検索

車検時に取り外しが必要になるケースとは

DIYでパイプやレールを溶接やリベット留めでガチガチに固定してしまうと、車検の際に「構造変更(車検証の記載事項と異なる状態)」とみなされたり、内装材の「難燃性証明」を求められたりする可能性があります。

基本的に、工具を使わずに手で取り外せる範囲(突っ張り棒、マグネット、蝶ネジでの固定など)であれば、「積載物(荷物)」扱いとなり、車検で問題になることは少ないです。不安な場合は、車検の前にすべて取り外してノーマル状態に戻せるように設計しておくのが無難です。「すぐに外せる」ことは、DIYにおける重要な設計思想の一つです。

結露やカビを防ぐためのメンテナンス方法

冬場の車中泊の翌朝、カーテンが窓ガラスの結露を吸ってびしょ濡れになることはよくあります。そのまま放置して畳んでしまうと、数日でカビが生えて黒ずんでしまいますし、車内に嫌な臭いが充満します。

防水スプレーをかけておくのも一つの手ですが、最も大切なのは「濡れたらすぐに乾かす」こと。取り外しが簡単なカーテン(マグネット式やクリップ式)にしておけば、朝の休憩中に外して車のボディにかけて干したり、コインランドリーの乾燥機で一気に乾かしたりするのも苦になりません。メンテナンス性まで考えて固定方法を選ぶのが、ベテランの知恵です。

ニトリやセリアの既製品を流用するアイデア

「生地から採寸して縫うのはやっぱり面倒…」という方は、ニトリのカフェカーテンや、セリアのカラーボックス用カーテン、のれんなどを流用しましょう。特にニトリの遮光カフェカーテンは、遮光性能や遮熱性能が高く、サイズも豊富です。

横幅が長すぎる場合は、切らずに端を折り返して安全ピンで留めるだけでも十分使えますし、丈が長い場合は裾を結んでアレンジすることもできます。「車のリアゲートカーテン自作」と言っても、ゼロから全てを作る必要はありません。優秀な既製品を賢くリメイク(流用)するのも、立派なDIYです。

まとめ:車のリアゲートカーテン自作で広がる自由

車のリアゲートカーテンを自作することは、単なる節約以上の価値があります。自分の車にシンデレラフィットする目隠しを作る過程で、愛車の構造を深く知ることができ、車中泊のスタイルもより自分らしいものへと進化していきます。

マグネットで手軽に済ませるもよし、イレクターパイプで秘密基地のように作り込むもよし。まずは100均アイテムなどの身近な材料から、あなただけの「動く部屋」作りを始めてみてはいかがでしょうか。自分で作ったカーテンの中で飲む朝のコーヒーは、きっと格別の味がするはずです。

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