カーテンを買う時の測り方ガイド|窓の種類別・失敗しない計算式を解説



カーテンを買う時の測り方ガイド|窓の種類別・失敗しない計算式を解説

新しいカーテンを選ぶ時って、部屋の雰囲気がガラッと変わる未来を想像して、デザインや色選びにはワクワクしますよね。でも、いざ「購入」ボタンを押そうとしたり、お店でオーダーしようとしたりする瞬間に、「あれ、サイズって本当にこれで合ってるんだっけ?」と急に不安になって手が止まってしまうこと、ありませんか?

特にニトリやカインズなどのホームセンターで既製品を買う時や、楽天やAmazonなどのネット通販を利用する場合、もし測り方を間違えてしまったら、オーダー品は返品できないことがほとんどですし、既製品でも交換の手間を考えると気が重くなってしまいます。掃き出し窓や腰高窓、出窓など、窓のタイプによっても測るべき場所は微妙に変わりますし、新築でまだレールが付いていない場合は「そもそも測れないじゃん!」と途方に暮れてしまうことも。

実は、カーテンの測り方には「どこからどこまで」を測るべきかという明確なルールと、カーテンを美しく見せ、かつ機能的(断熱や遮光)にするための「黄金の計算式」が存在します。この記事では、失敗しないための正しい採寸方法の基本から、アジャスターフックを使ったプロ並みの微調整のコツ、そしてレースカーテンの丈の絶妙な決め方など、知っておくと絶対に安心なポイントを、余すことなく徹底的に詳しくお伝えします。

  • 窓枠ではなくカーテンレールを基準にする「レールファースト」の原則がわかる
  • 掃き出し窓や腰高窓などタイプ別の正しい丈と幅の計算式が理解できる
  • ニトリや無印良品の既製品を購入する際に役立つサイズ選びのコツがつかめる
  • 測り方を間違えた時の対処法やアジャスターフックの活用術が身につく
目次

## カーテンを買う時の測り方で失敗しないための準備と基本

いざカーテンを新調しようと思い立ったとき、いきなり手近にあるメジャーを持って窓に向かっていませんか?実は、その「測り始め」の第一歩、あるいは道具選びの段階から、後々の失敗につながる大きな分かれ道が始まっています。ここではまず、具体的な寸法の測り方に入る前に、絶対に押さえておきたい基本中の基本と、プロも実践する準備についてお話ししますね。

### 採寸ミスで「失敗しない」ための心構え

カーテン選びにおいて最も避けたい、そして最も恐ろしい失敗。それは、届いたカーテンをウキウキしながらレールに掛けた瞬間、「短すぎて足元が丸見え(つんつるてん)」あるいは「長すぎて床を引きずり、掃除のたびにストレス」という事態に直面することです。これ、経験したことがある方は分かると思いますが、本当に精神的なダメージが大きいんですよね。

「たかが数センチの違いでしょ?」と思うかもしれませんが、カーテンの世界ではその数センチが部屋の印象、ひいては生活の質を左右します。失敗しないための最大の心構えは、「窓ガラスの大きさではなく、カーテンを吊るす器具(レール)の寸法を測る」という意識を徹底することです。そして、自分の記憶(「たしか高さ2メートルくらいだったはず」)や目分量には絶対に頼らず、必ず数値をメモしながら進めること。これだけで、失敗のリスクはグンと下がりますよ。

### カーテンの測り方は「どこからどこまで」が正解?

一般の方が最も陥りやすい勘違いが、窓枠の外側から外側まで、あるいは窓ガラスの見える範囲を測ってしまうケースです。でも、正解はもっとシンプルかつ具体的です。

基本的には、「カーテンレールの両端にある固定された金具(固定ランナー)の穴」が基準点になります。ここが測定のスタート地点であり、ゴール地点でもあります。
なぜなら、カーテンは窓枠を覆うために存在するのではなく、物理的にレールから吊り下げられるものだからです。レールが窓枠よりも高い位置にあれば、そこから測らないと丈が足りなくなりますし、レールが窓枠よりも長く飛び出していれば、そこまでカーテンがないと光が漏れてしまいます。

ここがポイント!

「窓枠」を見るのではなく、「レール」を見る。まずはこの視点の切り替えから始めましょう。レールが付いていない場所(窓枠の縁など)を測っても、それはカーテンのサイズにはなりません。

### 準備するメジャーは「金属製」がおすすめな理由

お裁縫箱に入っているような、柔らかいビニール製や布製のメジャーを使おうとしていませんか?洋服の採寸ならそれで十分ですが、カーテンの採寸には正直不向きなんです。

なぜなら、柔らかいメジャーは、2メートル近い距離を測るときにどうしても空中で「たわみ」や「ねじれ」が生じやすく、ピンと張ることが難しいため、数センチ単位の誤差が出やすいからです。また、一人で測ろうとすると、片方を押さえておくことができず、メジャーが落ちてイライラ…なんてことも。

そこでおすすめなのが、ホームセンターや100円ショップでも手に入る、金属製の「コンベックス(巻き尺)」です。金属製には「剛性(硬さ)」があるため、空中で伸ばしても折れ曲がらず、一直線の距離を正確に測ることができます。さらに、先端に金属の「ツメ」が付いているタイプなら、レールの金具に引っ掛けて固定できるので、一人でもプロ並みの精度で測ることが可能になります。

### 基準は窓枠じゃない?「カーテンレール」を測る重要性

先ほども少し触れましたが、ここが本当に重要なのでもう少し詳しく掘り下げてお話しします。
「どうせ窓を隠すんだから、窓枠を測ればいいじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、日本の住宅事情は意外と複雑です。

例えば、窓枠のすぐ上にレールが付いている(正面付け)場合もあれば、窓枠の内側の天井部分に付いている(天井付け)場合もあります。さらに、最近のおしゃれな住宅では、窓枠よりもかなり高い位置(天井際)にレールを設置して、部屋を広く見せるテクニックが使われていることもあります。
もし窓枠のサイズだけで注文してしまうと、レールが高い位置にあった場合、カーテンの裾が床まで届かず、無惨な隙間が空いてしまいます。逆に幅に関しても、レールは窓枠より左右に10cm〜15cmほど長く設置されているのが一般的です。窓枠幅で作ってしまうと、カーテンを閉めても両端から光が漏れてしまい、遮光カーテンの意味がなくなってしまいます。

### 「ニトリ」や「無印」の既製品を買う時も測り方は同じ

「私はオーダーカーテンじゃなくて、ニトリや無印良品の手頃な既製品を買うつもりだから、そこまで厳密じゃなくていいかな?」と思っている方、ちょっと待ってください。
既製品であっても、測り方の基本ルールは全く同じです。むしろ、既製品だからこそ、事前の正確な採寸が必要不可欠なのです。

既製品は、一般的に「幅100cm×丈135cm」「幅100cm×丈178cm」「幅100cm×丈200cm」のように、あらかじめサイズが決まっています。自宅の窓(レール)の実測値を知った上で、「どのサイズなら一番近いか」「アジャスターフックで調整できる範囲内か」を判断する必要があります。
実測値を知らずにお店に行くと、パッケージの前で「178cmでいいのかな?それとも200cmを買って裾上げするべき?」と途方に暮れてしまうことになりますよ。

### 「新築」でレールなしの状態ならどう測る?

新築の戸建てや、リノベーション直後のマンションに入居予定の方で、まだカーテンレールが付いていない。でも引越し当日からカーテンは使いたいから早めに注文したい…。この悩み、非常に多いです。
結論から言うと、「レールが付いていない状態で、100%正確なカーテンの採寸は不可能」です。

最大のリスク要因

レールがない状態で「たぶんこの辺につくだろう」と予測してカーテンを注文するのは、ギャンブルに近い行為です。レールの取り付け位置が予定より1cmでもズレれば、オーダーしたカーテンが床に擦ったり、短すぎたりするからです。

最も確実なのは、まずレールの種類(機能性レールか、装飾レールか)を決め、取り付け位置を工務店さんと相談して確定させ、実際にレールを設置してから採寸することです。これが遠回りのようで一番の近道であり、失敗のない方法です。もしどうしても先行して注文したい場合は、「正面付け」の標準的な位置(窓枠上10cm〜15cm)を想定して計算することになりますが、リスクがあることは覚悟しておきましょう。

### 幅の決め手となる「固定ランナー」とは

幅を測るときに絶対的な目印となるのが「固定ランナー(キャップストップ)」です。これは、カーテンレールの左右両端にある、動かないキャップや金具のことを指します。
通常の機能性レール(金属レール)であれば、左右の端にあるキャップのリング(穴)からリングまでを測ります。途中でコロコロ動いているランナーは無視してOKです。

この「固定ランナー間の距離」が、カーテンを作る上での「基準の幅」になります。ここを間違えて、例えばレールの金属部分の端から端まで測ってしまったりすると、カーテンの幅が足りなくなって中央が閉まりきらなくなったり、逆に余りすぎてダブついたりする原因になります。必ず「動かない穴」を探してくださいね。

## 窓の種類別で見るカーテンを買う時の正しい測り方

基本の測り方をマスターしたところで、次は実際の窓タイプに合わせた具体的な数値の出し方を見ていきましょう。窓には大きく分けて、床まである「掃き出し窓」、壁の途中にある「腰高窓」、そして特殊な形状の「出窓」などがあります。それぞれのタイプで、実測値に対してプラスするべきかマイナスするべきかの「計算式」が変わってくるんです。

### 「掃き出し窓」の丈は床からマイナス何センチ?

リビングやバルコニーへの出入り口によくある、床まで続く大きな窓(掃き出し窓)。この場合、カーテンの丈(カン下寸法)は「床からマイナス1cm〜2cm」にするのが鉄則です。

具体的な測り方としては、レールのランナー(穴)にメジャーを掛け、そのまま垂直に床まで下ろして数値を読みます。そして、その数値から1cm(または2cm)を引いた長さで注文します。
なぜ引く必要があるのか。それは、もし床ぴったりの長さにしてしまうと、カーテンの開け閉めの際に裾が床を擦ってしまい、ホコリを巻き上げたり、生地の裾が黒ずんで汚れたり、最悪の場合は生地が傷んでしまうからです。
逆に短すぎると、光が漏れたり、見た目が「つんつるてん」で格好悪くなるので、マイナス1cmが最も美しく、かつ機能的なバランスと言われています。

### 「腰高窓」は窓枠よりプラス何センチがベスト?

寝室や子供部屋、書斎などによくある、大人の腰の高さくらいにある窓(腰高窓)。この場合、掃き出し窓とは逆で、「窓枠の下よりも長く垂らす」必要があります。
具体的な計算式としては、「ランナーの穴から窓枠の下端までを測り、それにプラス15cm〜20cm」するのがおすすめです。

なぜそんなに長くするのかというと、もし窓枠ぴったりで作ってしまうと、斜め上からの光が漏れて眩しいだけでなく、冬場に深刻な問題が発生するからです。それは「コールドドラフト」と呼ばれる現象。窓ガラスで冷やされた空気が、カーテンの下の隙間から室内に流れ込み、足元を冷やす原因になります。丈を長くして壁にしっかりと垂らすことで、この冷気の侵入や光漏れを物理的にブロックし、断熱効果を高めることができるのです。

家具との干渉に注意

ただし、窓の下にベッドのヘッドボードや学習机、ソファなどを壁付けで配置する予定がある場合は要注意です。カーテンが家具に当たってぐしゃっとならないよう、家具の高さから1cm〜2cm上までの長さに調整するなど、臨機応変な対応が必要です。

### 「出窓」の測り方はレールとカウンターに注目

出窓は、その形状ゆえに少し判断が難しいエリアです。まずはレールがどこに付いているかを確認しましょう。
大きく分けて、「窓ガラスに沿ってカーブや多角形に付いている場合」と、「部屋側の壁に一直線に付いている場合」があります。

窓ガラスに沿っている場合、幅は直線距離ではなく、レールのカーブに沿ってメジャーを這わせるようにして測ります。これが意外と難しいので、可能であれば誰かに手伝ってもらうか、各辺(左+中央+右)を別々に測って合計する方法が確実です。
丈に関しては、出窓の台(カウンター)に裾がつかないよう、「ランナーからカウンターまでの高さを測り、そこからマイナス1cm」とするのが一般的です。台の上に写真を飾ったり、冬場の結露水がカーテンに染み込むのを防ぐためにも、少し浮かせておくのが清潔で使いやすいですよ。

### 「レースカーテン」の丈はドレープより短くする

一般的なご家庭では、厚手の「ドレープカーテン」と、薄手の「レースカーテン」を二重に吊るすことが多いと思います。この時、両方を全く同じ長さで注文してはいけません。

もし同じ長さで作ってしまうと、カーテンを閉めた時に、手前のドレープカーテンの裾から、奥のレースカーテンが「こんにちは」とはみ出して見えてしまい、非常にだらしない印象になってしまいます。
これを防ぐための基本計算式は、「ドレープカーテンの注文丈からマイナス1cm(または2cm)」です。
例えば、掃き出し窓でドレープを丈200cmで作るなら、レースは丈198cm〜199cmで注文するのが正解です。この「1cmの差」が、窓辺の美しさを決定づけます。

### 正確な「横幅」を算出する計算式とゆとり率

「幅はレールの長さを測ったから、その数値ぴったりで注文すればいいんでしょ?」と思われがちですが、実はこれも大きな間違いです。
カーテンという布製品は、波打つ(ウェーブを作る)ことで初めて美しく見えるものです。もしレールの長さぴったりで作ってしまうと、カーテンを閉めた時に布がピンと張り詰めてしまい、余裕がなくなって中央の合わせ目に隙間ができやすくなります。

そのため、実測したレールの幅(固定ランナー間の距離)に、一定の「ゆとり率」を掛けて注文サイズを算出します。
一般的には、「実測幅 × 1.03〜1.05(3%〜5%アップ)」が推奨されています。
例えばレールの幅が200cmなら、200 × 1.05 = 210cm が理想的な仕上がり幅になります。この「ゆとり」があることで、自然なドレープが生まれ、開閉もスムーズになり、中央から光が漏れるのも防いでくれます。

### 「両開き」と「片開き」の選び方と注文時の注意

ここで多くの人が注文直前につまずくのが、「両開き(2枚組)」と「片開き(1枚)」の指定方法です。
一般的に、窓の中央から左右に開くタイプを「両開き」と呼びます。「仕上がり幅200cmで両開き」と注文すると、幅100cmのカーテンが2枚セットで届くのが一般的です。

しかし、ネットショップによっては「片側のサイズ(幅100cm)を入力して、数量を『2』にしてください」というシステムの場合もあります。ここを勘違いして、総幅200cmを入力して数量2にしてしまうと、合計400cm分のカーテンが届いてしまうという悲劇が起きます。
注文画面では、「総幅を入力して開き方を選ぶ」タイプなのか、「1枚あたりの幅を入力して枚数を指定する」タイプなのかを、必ずダブルチェックしてくださいね。

### 「カーテンボックス」や装飾レールの場合の測り方

天井に埋め込まれたカーテンボックスや、木製ポールなどの装飾レールの場合、測り方というよりは「フックの種類選び」に注意が必要です。

カーテンボックスの場合、レールを隠すための「Bフック」を選んでしまうと、カーテンの上部が持ち上がった時にボックスの天井面に当たってしまい、カーテンが開閉できなくなるリスクがあります。ボックス内に設置する場合は、生地が上に上がらない「Aフック」を選ぶのが鉄則です。
また、装飾レールの場合も同様です。せっかくのデザインポールをカーテン生地で隠してしまうのはもったいないですし、キャップやリングと生地が干渉するのを避けるため、こちらも「Aフック」を選ぶのが基本となります。

ちなみに、フックの種類や金属フックの扱い方については、以下の記事でも詳しく触れられています。「AフックとBフックって具体的にどう違うの?」と疑問に思った方は、ぜひ参考にしてみてください。

カーテンフック(金属)の付け方を完全解説!A・Bフックの違いや向きも

## カーテンを買う時の測り方に関するQ&Aとトラブル回避術

ここまでは基本的なルールをお伝えしてきましたが、現実は「測り間違えちゃった!」「この窓、どうすればいいの?」というイレギュラーな事態も起こります。最後は、そんな困った時に役立つ具体的なトラブルシューティングや、知っておくと得するプロの豆知識をQ&A形式で詳しくまとめました。

### 測り方を「間違えた」と気づいた時の対処法

注文ボタンを押した後、あるいは商品が届いた後に「あ!測り間違えたかも」と気づいた時、血の気が引く思いがしますよね。まずは落ち着いて購入店に連絡しましょう。オーダー品の場合、製作開始前(翌営業日の午前中など)であればサイズ変更が間に合うこともあります。

もし商品が届いてしまった後なら、どうすればいいでしょうか。
「長すぎる」場合は、まだ救いがあります。裾上げテープを使ってご自身で短くしたり、お直し専門店に出して縫い直してもらうことが可能です。
問題は「短すぎる」場合です。残念ながら生地を継ぎ足すことは見栄えが悪くなるため現実的ではありませんが、数センチ程度の誤差であれば、後述する「アジャスターフック」を使うことで、カーテン全体を下に下げて隙間を埋めることができる可能性があります。

### 寸法が「既製品」のサイズに合わない時の裏技

「測ってみたら丈が185cmだった。でもお店に売っている既製品は178cmか200cmしかない…」
こんな時、高いお金を出してオーダーにするしかないと諦めるのは早いです。

一つの方法は、長い方のサイズ(この場合は200cm)を買って、裾上げすること。最近はアイロンで接着できる強力な裾上げテープも売っています。
もう一つの裏技は、178cmを買って、カーテンレールの取り付け位置自体を少し下げる(DIY可能な場合)という方法も、荒技ですが選択肢としてあります。
また、最近のネット通販では「イージーオーダー」や「1cm刻みの既製品」というジャンルも増えており、フルオーダーよりも格安で、既製品に近い価格で好きなサイズを指定できることも多いですよ。

### 「アジャスターフック」で丈を微調整する方法

現在のカーテンのほとんどには、プラスチック製の「アジャスターフック」が標準装備されています。カチカチと段階的に動かせる、あの便利な部品です。
実はこれ、非常に優秀で、フックの種類にもよりますが、一般的に「下に約1cm〜3cm伸ばす(長くする)」ことができ、「上に約1cm〜4cm持ち上げる(短くする)」ことができます。

「測ったはずなのに、少し床に擦ってる…」という時は、フックの位置を下にカチカチとずらす(生地全体を上に持ち上げる)ことで解消できますし、「あと1cm足りない!」という時は、フックを上げて生地を下ろすことで隙間を隠せます。この数センチの調整機能があるという事実を知っているだけで、採寸時のプレッシャーはずいぶん軽くなりますよね。

### 「カインズ」などホームセンターで買う時のポイント

カインズやコーナン、ニトリなどのホームセンターでカーテンを買う最大のメリットは、実物の生地感(手触りや透け感)を確認できることと、持ち帰りですぐに使えることです。
多くのカーテン売り場には、持ち帰り用の「紙製のカーテン採寸専用メジャー」が無料で置いてあることが多いので、まずは買い物ついでにそれを貰って帰るのがおすすめ。専用メジャーはフックに引っ掛けられるようになっているので便利です。

また、ホームセンターでは独自の規格サイズ(例えば丈135cm、178cm、200cmなど)がメイン在庫になります。自宅の窓がその規格に近いかどうかを事前にチェックしておくと、スムーズに買い物ができます。「サイズが合わなかったらどうしよう」と不安な場合は、店員さんに「レールの幅が〇〇cmなんですけど」と相談してみるのも良いでしょう。

### 「失敗例」から学ぶカーテン購入の落とし穴

先人の失敗から学ぶことは非常に多いです。よくある失敗例として、「カーテンレールではなく、今掛かっている古いカーテンを測ってしまった」というケースがあります。
「今付いているのが丁度いいサイズだから」と古いカーテンを測って同じサイズで注文すると、実は失敗することがあります。なぜなら、長年吊るされていたカーテンは、自重で数センチ伸びていたり、逆に洗濯を繰り返して縮んでいたりするからです。新しいカーテンとは生地の特性も異なるため、やはり基本に立ち返って「レール」を測るのが正解です。

また、「エアコンに干渉してポールが入らなかった」という装飾レールの設置ミスもよく聞きます。窓周りには、エアコン、クローゼットの扉、家具など、意外な障害物があるものです。それらとの距離も、実は隠れたチェックポイントです。

失敗パターン主な原因対策・解決策
カーテンが床に引きずっているレールの上から測ってしまった
マイナス1cmをし忘れた
必ずランナーの穴から測る。
掃き出し窓は実測値から1cm引く。
アジャスターフックで調整する。
中央が閉まりきらないレールの幅ぴったりで注文した
ゆとり分を足さなかった
実測幅 × 1.05倍(5%増し)で注文する。
マグネットランナーの吸着を確認する。
裾からレースが見えてしまうドレープとレースを同じ丈にしたレースはドレープより1〜2cm短く注文する。
ドレープをフックで下げる調整を行う。

### 遮光性や断熱性を高める「リターン仕様」の測り方

最後に、ワンランク上の機能性を求める方へ。「リターン仕様(リターン縫製)」をご存知でしょうか?
これは、カーテンの両端を長くして、壁側のレール金具(リターン金具)までぐるっと「コ」の字型に回し込んで掛けるスタイルのことです。
こうすることで、カーテンと壁の隙間を物理的に塞ぎ、横からの光漏れをシャットアウトするだけでなく、窓と部屋の空気の出入りを防ぐため、断熱効果が劇的にアップします。

実際、窓は家の中で最も熱が出入りする場所です。資源エネルギー庁のデータによると、冬場の暖房時、家から流出する熱の約58%が「窓などの開口部」から逃げていくとされています(出典:経済産業省 資源エネルギー庁『家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬』)。リターン仕様や適切な丈で窓を覆うことは、省エネにも直結する重要な工夫なんですね。

リターン仕様にする場合は、通常の幅計算に加えて、「片側約10cm程度(レールの奥行き分)」をプラスして注文する必要があります。冬の寒さ対策や、寝室の遮光性を徹底したい方には本当におすすめの方法です。

ちなみに、もしカーテンのボリューム感が苦手で、もっと窓辺をスッキリさせたい場合は、ロールスクリーンという選択肢もあります。取り付け方法や注意点などは以下の記事も参考にしてみてください。

賃貸OK!ロールスクリーンはカーテンレール取付金具で設置が正解

### まとめ:カーテンを買う時の測り方を押さえて理想の部屋へ

カーテンの測り方は、一見すると数字ばかりで難しそうに見えますが、実はとてもシンプルです。「レールを基準にする」「適切なゆとりを持つ」「窓タイプごとのプラスマイナスを知る」。この3つのポイントさえ押さえれば、決して怖いものではありません。

正確に測られたカーテンは、美しいドレープを描き、部屋全体をきちんとした、洗練された印象に見せてくれます。それだけでなく、冷暖房効率を上げたり、プライバシーを守ったりといった機能も最大限に発揮してくれます。
ぜひ今回のガイドを参考に、金属製のメジャーを片手に、自信を持って採寸にチャレンジしてみてください。ピッタリサイズのカーテンが掛かったお部屋は、あなたが想像している以上に居心地が良く、愛着の湧く空間になるはずですよ。

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